今シーズンのMETライブビューイングも残る2作品
プッチーニのつばめを観てきた
オペレッタ風のオペラ、あるいはミュージカルをイメージさせる作品という説明を読み楽しみにしていた。
あらすじも、複雑なところがない。
主人公のマグダは高級娼婦でランバルドに囲われていた。
身分を隠して出掛けたビストロで出会ったルッジェーロと恋に落ち、二人はコートダジュールで幸せな生活を送る。
ルッジェーロの母から二人の結婚を喜ぶ手紙が届くと、マグダは自分の過去はルッジェーロの妻にふさわしくないとランバルドの元に戻っていく。
軽快なちょっとアンニュイな曲調の音楽と歌が流れるように続いていく。
激情的な曲調や場面もなく、淡々と進む感じ
舞台だけでは、マグダが高級娼婦ということがあまり分からず、最後に二人が分かれるところや、ランバルドが何故か現れて元の鞘に収まるところも、そういう時代だったのだろうが、ちょっとわかり辛かった
表情や歌声は好きなマグダ役のエンジェル・ブルーだが、高級娼婦という感じが衣装を含め全くしなかったのが個人的には残念
最近のMETは人種や出身地に拘らない配役が目立つ
時折どうにもしっくりこないところがあるのは仕方ないのか。
また、今回のルッジェーロ役のテテルマンらMETデビューも多く観たシーズンだった。
つばめ(イタリア語 上演日2024年4月20日)
演出: 二コラ・ジョエル
マグダ: エンジェル・ブルー(ソプラノ)
ルッジェーロ: ジョナサン・テテルマン(テノール)
リゼット: エミリー・ポゴレルツ(ソプラノ)
プルニエ: ベグゾッド・ダブロノフ(テノール)
指揮: スペランツァ・スカップッチ
演出: 二コラ・ジョエル
マグダ: エンジェル・ブルー(ソプラノ)
ルッジェーロ: ジョナサン・テテルマン(テノール)
リゼット: エミリー・ポゴレルツ(ソプラノ)
プルニエ: ベグゾッド・ダブロノフ(テノール)
指揮: スペランツァ・スカップッチ