こんな雨の日に、尾崎豊なんてきいていると
思い出すのさ
雨の研心館
だけど今はちょっと違う
僕はもう大人になっちゃったから
ウィスキーカクテル飲みながら
ちょっと切なくなったりしちゃう
海の向こうだか、山の向こうだが、あの「ビルの向こうの空(*1)」だがわからないけど
どこかに確かに二度と会えないかもしれない君がいて
笑ったり泣いたりしてるのかなって
ちょっと切なくなったりしちゃう
こんな雨の日に、椎名林檎なんてきいていると、
思い出すのさ
帰り道の仁和寺通り
だけど今はちょっと違う
僕はもう大人になっちゃったから
煙草はもうやめちゃったけど
思い出(おもいで)してみたりしちゃう
いつも煙草を買ってた自動販売機、「セブンスターの香り(*2)」
ぼた雪が降っていて、寒くて、向こうが見えなくて
ぼた雪が降っていて、寒くて、向こうが見えなくて
思い出してみたりしちゃう
こんな雨の日に、山崎まさよしなんてきいてると
思い出すのさ
ひとりで歩いた皇居外苑
今もまだ変わらないね
僕はもう大人になったんだし
お酒にも煙草にも頼らないで
切なくなったり、思い出してみたりしないで
皇居外苑、石畳の上、花の名前、そんなのはつまらない偶然
「こんなとこにいるはずもない(*3)」君じゃない
二度と会えないかもしれない君じゃない
必然とか、奇跡とか、運命とか、つまんない言葉どもをぶっ飛ばしちゃう君の笑顔
切なくなったり、思い出してみたりしないで
*1:Forget-me-not(作詞・作曲:尾崎豊)
*2:罪と罰(作詞・作曲:椎名林檎)
*3:One more time, One more chance(作詞・作曲:山崎まさよし)
僕が今いる、この宇宙の、世界の今の座標、地球の言葉では
17:54, 31st, August, 2009
海と空が見える場所、横須賀、神奈川、日本、アジアの東
この世界が消えたら消えてしまう、はかない記録、はかない言葉
僕が消えても世界は続いてくかもしれない
この世界が消えても続いていくものはあるだろうか
僕は消えたくないけれど
消えてしまうかしれないけれど
そんなことは関係なくて
僕の標的は僕自身
距離は0、つまりそれは関係ではなくて
不可能が何もなく、全てが可能で
だから、何にもないかのように、何もかもがあって、それが全てで
全てが完全に溶け合って一つになっていて
だからやっぱりなんにもないみたいで
今この瞬間の僕に、今この瞬間の僕を
全部