現在中東のカタールのドーハでサッカーワールドカップ(W杯)が行われている。
思えばドーハといえば1994年アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終節が行われ、第4戦終了時点で日本は勝ち点・勝率においてグループ1位となり、初のワールドカップ本戦出場に王手をかけており、ほぼ確定的と思われていた。
そんな中、1993年10月28日の最終第5節において、試合終了間際まで2-1でリードしていながらロスタイムにイラク代表に同点ゴールを入れられ失点し引き分けで勝点が同じ韓国に得失点差で敗れて「グループ3位」となってワールドカップ予選敗退し日本サッカー史において伝説的な出来事(ドーハの悲劇)として扱われるようになった。
今回のワールドカップグループ予選で日本はE組でスペイン(世界ランキング6位)、ドイツ(同11位)そしてコスタリカ(同34位)
日本は世界ランキング24位と予選リーグ突破の上位2チームに入るには格上相手と互角以上に戦わなければならない。
昨日のグループリーグ予選第1戦の相手はドイツ、日本はこれまでW杯優勝経験国には勝ったことはなく苦戦が予想されていた。
案の定ドイツに前半にPKで先制され(これまで日本はワールドカップで先制点を取られた時には逆転勝利をしたことがない。)苦戦、ところが何と後半に入りシステムを変えてから反撃に転じ2得点をあげ、2-1での逆転勝利で勝ち点3をゲットした。
これぞまさしくジャイアントキリング(giant killing:大番狂わせ)を・・・
「ドーハの悲劇」が「ドーハの歓喜」に