卯辰山花菖蒲園に登る道は幾本もある、わたくしはよく帰厚坂を利用する。
天神橋を渡り50メートル程度登ると左手に坂道が見えてくる、これが帰厚坂だ。坂右手には道標がありそれには
”十四代の藩侯前田慶寧が卯辰山を開発する時に造られた坂で、「藩主の厚き徳に帰する意味で」、帰厚坂と名付けられたとある。”
卯辰山の開発は慶応三年、今から百二十六年前(出版当時現在では百五十六年前)に始められ、わずか数年で中止された。ようだ。
卯辰山と浅野川 平澤 一発行より引用
帰厚坂は、昔は樹木が生い茂り、人も通らぬ深谷であった。坂は途中の陸橋までの下の坂と、そこから新観音坂との合流点までの最も急な中の坂と、合流点から紅葉谷までの上の坂の三つに分かれる。‥‥
帰厚坂を実に的確に表現している
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陸橋までの下の坂、坂右手の道標
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左;新観音坂との合流点までの最も急な中の坂、陸橋を過ぎた地点から撮影
右;新観音坂との分岐点より下方を撮影
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新観音坂との合流点
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新観音坂との合流点より上方を見る
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登りつくとバス通りに出る正面が花菖蒲園だ。
ここは、紅葉谷ともいわれる所で菖蒲園奥には紅葉が生い茂る。今は青紅葉が目を癒してくれる。
菖蒲、アジサイは6月4日とくらべると、ずいぶんと開花したような気がする。
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帰厚坂の写真は6月4日、菖蒲園の写真は6月7日撮影
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帰りも帰厚坂を下る、陸橋下から眺望が開ける。