’17-’18 夏メルカート 新入団選手
1.昨季の冬のメルカートで獲得した選手。400万ユーロの完全移籍で、昨シーズンいっぱいペスカラに留まってサンプに加入。一昨年のセリエA昇格プレーオフで決めた40mの超ロングシュートなどで名を上げたヴェッレ。昨季はペスカーラで28試合0得点。もとはローマ・プリマヴェーラで育成され、イタリアのユース代表も経験してきた選手。水準以上の運動量と技術を兼備し、攻守両面で活躍できるセンターハーフ。一昨年はトレイラ、昨季はカプラーリと一緒にプレーしていた。同じペスカーラ出身と言う事も有り、”新しいヴェラッティ”とも呼ばれる。素晴らしい補強であると思う。以下プレー集
⇒https://www.youtube.com/watch?v=YQkIAK34RSk
↑↑©sampdoria.itより
- ポジション:MF
- 1994年1月11日生まれ(23歳)
- イタリア ローマ出身
- 181cm 70kg
- 今季:ペスカーラ 28試合0得点
- イタリアU-21代表:7試合0得点
2.ヴェッレと同じく昨季100万ユーロで獲得して、そのままクロトーネにレンタルされていたMFレオナルド・カペッツィが武者修行を経ていよいよサンプに。セリエAも1シーズン経験してたくましくなった印象が有る。元来サイドハーフかセンターハーフだが、ジャンパオロは彼にレジスタと言う新たな挑戦を与えた。新ポジションに徐々に慣れつつあり、トレイラのバックアッパーとして新境地を見出しつつある。と言うかトレイラの代わりはほぼいないので、彼に期待がかかる。元々ヴィオラユースの出身であり、その時代は将来のイタリア代表を背負って立つ存在と言われていた
↑↑©90min.comより
Leonardo Capezzi 28レオナルド・カペッツィ
- ポジション:MF
- 1995年3月29日生まれ(22歳)
- フィレンツェ郊外 Figline Valdarno出身
- 178cm 72kg
- 昨季:クロトーネ 25試合0得点
- イタリアU-21代表:2試合0得点
3.DFシュクリニアールを放出して、1800万ユーロと共に獲得した。推定市場価格は1200万ユーロと言われる。ローマユース出身でペスカラで共にプレーと言う事でヴェッレと縁が有る。インテルが保有権を買っていたが、結局インテルでプレーする事無くサンプに完全移籍となった。昨季の9得点4アシストは、降格してしまったがペスカラの攻撃のエースとして自信に。速さと嗅覚を生かすタイプで、最近イタリア代表にも初招集を果たした。クアリアレッラが結構似ているタイプっぽいので、色々吸収してもらって将来のエースに!サンプファンにとって、ジャンルカと言う名前のストライカーは、やはりヴィアッリを思い出させる
↑↑©www.sampdoria.itより
Gianluca Caprari 9 ジャンルカ・カプラーリ
- ポジション:FW
- 1993年7月30日生まれ(24歳)
- イタリア ローマ出身
- 176cm 72kg
- 昨季:ペスカラ 32試合9得点
4.カリアリからMFチガリーニ放出+700万ユーロで獲得した、サンプ待望の生粋の左SB。カリアリ生まれ、カリアリユース育ち、カリアリで6シーズンと言う生粋のサルド。サルデーニャ島から離れるのは初めてだが、新たな冒険はどういう結果になるか?左利きで攻撃力も有り、若い。守備戦術に細かいジャンパオロサッカーに、まだ順応できてはいないがそこは若さで克服してくれ。常に弱点となっているサンプの左SBに伝説を築いてくれれば!
↑↑©www.sampdoria.itより
Nicola Murru 29 ニコラ・ムッルー
- ポジション:DF
- 1994年12月16日生まれ(23歳)
- イタリア カリアリ出身
- 180cm 64kg
- 昨季:カリアリ 26試合0得点
5.リネッティを昨季獲得したポーランドのレフ・ポズナンから、ポーランドで未来のレヴァンドスキと呼ばれるコフナツキを獲得。500万ユーロの完全移籍。昨季のシックの再現を狙う。長身だが足元も上手く、脚は速そう。まさにシックの様になれる可能性を秘めている。FW4番手なので、去年のシックよりは出番は厳しいが・・・・背番号もサンプの裏エース番号とも言える”99”を選択。カサ坊を忘れさせる活躍が出来るか!?
↑↑©www.sampdoria.itより
Dawid Kownacki 99 ダヴィド・コフナツキ
- ポジション:FW
- 1997年3月14日生まれ(20歳)
- ポーランド Gorzów Wielkopolski出身(ポーランド人)
- 187cm 75kg
- 昨季:レフ・ポズナン(ポ-ランド) 27試合9得点
6.クロトーネのセンターバック、ジャンマルコ・フェラーリをレンタルで獲得。保有元のサッスオーロから150万ユーロでレンタル、買い取り義務オプション1350万ユーロ、サッスオーロがやっぱり手放さない場合は1600万ユーロ払うと言う方向で話がまとまった模様。昨季は出場停止の1試合を除いて37試合に全時間フル出場。脆弱なクロトーネDFを何とか引っ張り、奇跡の残留に貢献した。左利きのCBで長身を生かしてヘッドは得意。スピードもそこそこで、左SBでもプレー可能。まだ若いし、まさに我々が求めていたセンターバックだ。代表にも今年の4月9日に初招集され、5月31日のサンマリノとの練習試合では嬉しい初ゴールを早速あげている。本人も「サンプで更なるレベルアップを図り、個人的な目標は来年のW杯に出る事だ」と語っているように、今季にかけるモチベーションは十分だ。レギュラーCBとして期待しよう!
↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
GianMarco Ferrari 13 ジャンマルコ・フェラーリ
- ポジション:DF
- 1992年5月15日生まれ(25歳)
- イタリア パルマ出身
- 189cm 82kg
- 昨季:クロトーネ 37試合3得点
- イタリア代表
7.プレミアリーグのミドルズブラからガストン・ラミレスを完全移籍で獲得。900万ユーロ+200万ユーロボーナス。左利きでトップ下が本職で、ウィングも出来る攻撃的MF。テクニックとスピードを兼備する。2010年から2年間セリエAのボローニャでプレー経験有り。その当時は27試合7得点、33試合8得点と十分な実績を残した。その後サウザンプトンに引き抜かれてプレミアリーグヘ。2年間プレーした後に、ハルシティとミドルズブラにレンタル移籍。昨季はミドルズブラに完全に移籍してプレーした。前回のセリエAデビューの時はわずか19歳だった為に、まだ若いが経験は十分だ。サンプのロメイ弁護士は、「密かに2年間ずっと追いかけていて、今夏のメルカートも本命のトップ下は最初から彼だった」と言う通り、相当彼には執着していた模様。コパイタリアと開幕2試合でゴールにつながるスルーパスを何本も決めて、上々の働きを見せた。トップ下のレギュラーとして期待したい。
↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
左からプラデSD、ラミレス、フェレーロ会長、会長の右腕ロメイ弁護士
Gastón Exequiel Ramírez 90 ガストン・エセキエル・ラミレス
- ポジション:MF
- 1990年12月2日生まれ(26歳)
- ウルグアイFray Bentos出身
- 183cm 78kg
- 昨季:ミドルズブラ(プレミア) 26試合2得点
- ウルグアイ代表:42試合0得点
8.移籍期限ぎりぎりで全く予想外のところからセンターバックの補強が決定。オランダリーグのトゥエンテからデンマーク人のホアキム・アンデルセンを獲得。200万ユーロ+ボーナスで完全移籍の模様。195cm21歳。シュクリニアールの再現を狙う。動画を見た感じは身体は強そうだが、足は遅そう。シュクリニアールよりは下手そう。どうなるか?ただ、彼は将来への投資の意味合いが強いので、冬にもう一人位補強が有るかもしれないが。
↑↑©U.C.Sampdoria Twitterより
Joachim Andersen 3 ホアキム・アンデルセン
- ポジション:DF
- 1996年5月31日生まれ(21歳)
- デンマーク Frederiksberg出身
- 195cm 85kg
- 昨季:トゥエンテ(オランダ1部) 22試合2得点
- デンマークU-21代表
9.移籍最終日に、新エースストライカーとして獲得が決まったデュバン・サパタ。ナポリから後述のDFストリニッチとセットで推定2200万ユーロで完全移籍。サパタ単体は2000万ユーロと思われる。サンプが獲得した選手としては、実は史上最高額では無いかな?さすがにシックやシュクリニアールの売れた値段が知れ渡ってるので、これくらいはやってもらわないと。推定130万ユーロで2022年までの5年契約。セリエAではナポリで2年間、そしてレンタルでウディネーゼで2年間。昨季は全試合出場を果たして、10ゴール。タレントひしめくコロンビア代表にもデビューを果たした。189cm88kgの恵まれた体格を生かして、ポストプレーも得意なセンターフォワードタイプ。強靭な身体を生かした日向君ばりの強引なドリブルと、ヘディングが武器か。サンプでかつてプレーしたオカカを上手くした感じのプレーヤー。あだ名をつけるとしたらさしずめ「タンク」か。課題は狡猾さ、決定力だろう。CFとして全試合出場で10ゴールは少し物足りない。去年までいなかったタイプのCFで、戦術面のバリエーションの増加も期待出来る。去年サンプ戦で、シルヴェストレを弾き飛ばすドリブルを覚えているドリアーニも多いだろう。背番号は生まれ年の91を選んだ
↑↑©Deportesrcn.comより
Duván Esteban Zapata 91 デュバン・エステバン・サパタ
- ポジション:FW
- 1991年4月1日生まれ(26歳)
- コロンビア Cali出身
- 189cm 88kg
- 昨季:ウディネーゼ 38試合10得点
- コロンビア代表:1試合0得点
10.移籍最終日にサパタと共に移籍が決まった左サイドバックのイヴァン・ストリニッチ。先も触れたが、ストリニッチ単体としてはおそらく200万ユーロの完全移籍で、2020年まで年棒100万ユーロで3年契約。ナポリに2年半在籍したが、常にグランの控え左SB。ただ左ハーフも務まるぐらいクロスの精度が高い好選手。クロアチア代表ではレギュラー左SBとして2010年からキャップを刻んでおり、すでに39試合に出場している。サンプ戦では結構スタメンで登場していた記憶が有り、「この選手、将来サンプに来そうだなー」と薄っすら思った記憶が有る。同じく今季加入したムッルーが、イマイチまだ期待通りの働きをみせていないので、次の試合いきなりスタメンは有るだろう。ナポリではサッリの元でプレーしたが、ジャンパオロはエンポリでサッリの後を務めてる通り、サッカーが似ている。そこもアドバンテージになっており、現段階では一歩リードか。ムッルーとの高レベルな争いを期待したい。背番号はレジェンド”パロンボ”の17をチョイス。
↑↑©calcionapoli24.itより
Ivan Strinic 17 イヴァン・ストリニッチ
- ポジション:左SB
- 1987年7月17日生まれ(30歳)
- クロアチア Spalato出身
- 186cm 78kg
- 昨季:ナポリ 12試合0得点
- クロアチア代表:39試合0得点
11.移籍最終日、最後の最後に決定したのが若手センターバックのボゾ・ミクリッチ。奇しくも上のストリニッチと同郷。ちなみにイタリア語のSpalatoは日本ではスピリットで名が通ってる。ハイデュク・スピリットとかが有名なクラブ。このミクリッチはスピリットの別のクラブ、RNKスピリット出身。そのユース時代にはキャプテンも務めた巨漢のセンターバック。何気に2015年にクロアチアU-18代表の一員として日本に来日している。とりあえずはプリマヴェーラに預けられた。1個上で同じ195㎝位のセンターバック、アンデルセンと切磋琢磨してどちらかが化ければ面白い。
↑↑©radiogoa24.itより
Božo Mikulić ? ボゾ・ミクリッチ
- ポジション:CB
- 1997年1月29日生まれ(20歳)
- クロアチア Spalato出身
- 194cm 85kg
- 昨季:イモツキ 13試合1得点(クロアチア)
- クロアチアU-19代表:16試合0得点
12.レンタルバックしてチームに留まったのは
GK92 アンドレア・トッツォ(25)←マテーラ(レガプロ)
MF95 ダヴィデ・イヴァン(22)←バーリ(セリエB)
夏のメルカートの結果、現在のトップチームには27人の選手が。ここで全選手の背番号とガゼッタ発表による年棒をチェックしてみよう
背番号 名前 年棒(ユーロ) 契約年(~迄)
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91 サパタ 130万 2022
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90 ラミレス 130万 2021
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8 バッレート 120万 2018
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27 クアリアレッラ 120万 2019
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18 プラート 110万 2021
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26 シルヴェストレ 100万 2020
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17 ストリニッチ 100万 2020
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34 トレイラ 100万 2022
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11 アルヴァレス 90万 2019
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2 ヴィヴィアーノ 90万 2021
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10 ジュリチッチ 85万 2021
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6 ドド 80万 2021
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7 サーラ 80万 2020
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9 カプラーリ 70万 2022
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13 フェラーリ 70万 2021
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99 コフナツキ 60万 2022
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29 ムッルー 60万 2022
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16 リネッティ 50万 2021
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19 レジーニ 50万 2021
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21 ヴェッレ 45万 2021
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24 ベレシンスキ 40万 2021
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28 カペッツィ 40万 2021
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3 アンデルセン 30万 2021
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1 プッジョーニ 25万 2019
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95 イヴァン 10万 2019
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92 トッツォ 6万 2018
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12 クラピカス 2万 2019
ユーヴェなんてディバラ、イグアイン、D・コスタの3人だけで2050万だから、サンプの全選手の年棒を上回る。サッカーは金だけじゃないって言うところを見せたくなる。しかし21歳で、しかも入ったばかりのアンデルセンでも日本円で年棒約3900万円だから、当たり前だけどセリエAのプロサッカー選手はすごいなぁ。プレミアやスペインはそれ以上か
今季のサンプで謎なのは、背番号10番がジュリチッチな事。さらに年棒も貰い過ぎ。ガストンの加入がもう少し早かったら10番はガストンだったか?リネッティの年棒は安過ぎ。引き抜かれる前に年棒上げてあげないと。年棒面から見ても、次売りたいのはドド、リッキー、ジュリチッチ、サーラあたりになるか。
と言ったところで、第3節のプレビュー。土曜ナイターに時間が変更されている↓↓
次節:セリエA 第3節 2017年 9/9(土) 対ローマ@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜03:45)
[試合前情報]
シックを売った事によって、いきなり因縁めいた対戦になるローマ戦。去年も第3節で当たった。去年の対戦はお互いホームチームが3-2で勝って1勝1敗。一昨年もお互いホームチームが2-1で勝って1勝1敗。その前の年はアウェイでサンプが2-0で勝ったりして、実は最近ローマ戦の相性は悪くないのだ。さらにサンプ戦にめっぽう強かった天敵”トッティ”はもういない。今回はチャンスだ。ちなみにシックはどうせまだ出てこないだろう。
この対決は若手有望監督同士の対決でもある。共にパスをつなぐ攻撃サッカーを志向しており、面白い対決になるだろう。ローマは開幕戦はアタランタにアウェイで1-0で勝ったが、ホームでインテルに1-3で敗れている。のでかなり気合は入っているだろう。インテル戦も内容は悪くなかった。サンプは新加入のサパタ、ストリニッチがこの2週間弱で馴染んだのか?代表組の疲れは取れているのか?気になるところだ。
サンプの予想スタメン
SAMPDORIA <4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ サパタ(カプラーリ)
G・ラミレス
プラート バッレート(リネッティ)
トレイラ
ストリニッチ(ムッルー) サーラ
レジーニ シルヴェストレ
(フェラーリ)
プッジョーニ
Sampdoria:GKはヴィヴィアーノがかなりのところまで回復してきているが、まだ招集外。DF陣ではストリニッチがいきなりスタメンあるか?レジーニとフェラーリの争いは、まだレジーニが選ばれそうな気がする。MF陣はバッレートが前節の怪我から復帰してきているが、リネッティとどちらが選ばれるか。FWではサパタいきなりのスタメンか、カプラーリが3試合連続スタメンを務めるかと言ったところ。元ローマ勢はカプラーリ、ヴェッレ、ドド
一方のローマは(4-3-3):監督ディ・フランチェスコ
ペロッティ ジェコ デフレル
(エル・シャーラウィ)
ストロートマン ナインゴラン
ゴナロン(デ・ロッシ)
コラロフ B・ペレス(フロレンツィ)
マノロス フアン・ヘスス(ファツィオ)
アリソン
ROMA:ディ・フランチェスコは4-3-3を採用。DFで新しい顔ぶれは左SBのコラロフ。早速開幕2試合で活躍を見せている。右SBの2人はどちらも嫌だな。MF陣では代表の試合やCLとの絡みもあってデ・ロッシは休ませるのではと言う予想。新加入の元リヨン主将のゴナロンがスタメンか?FWは移籍してきたばかりのシックは練習中に筋肉の軽いケガを訴え(どうせコンディション不足で逃げただけだろ)、CFジェコの左右はペロッティかエル・シャーラウィとデフレルが務めるだろう。元サンプ勢はそのシックだけ
週末、大雨の予報でやや試合開催が危ぶまれてるが・・・
さあ開幕3連勝だー!!!
’17-’18 SERIE A
2試合 2勝0分0敗 勝点6 得点4 失点2 得失点差+2 現在 首位タイ
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
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