曇りの朝の最低気温は25.3℃と熱帯夜だった奈良、一晩中エアコンの世話に。
10時半、30.6℃、67%
今日の誕生日の花は 、中国南部原産のミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木
「サルスベリ・百日紅・猿滑・紫薇」で、江戸時代以前に渡来する。
『散れば咲き散れば咲きして百日紅』 加賀千代女
このように次から次へと咲き続けることから花言葉は『雄辯』と。
我が家の小さなサルスベリ、梢の先の蕾が少なくなっているようだ。
異名を「さるなめり」「なめらき」と言うも、古歌に稀にしか見られず、
最初の記載は鎌倉時代後期1310年頃、藤原長清の私撰和歌集「夫木和歌抄」
(猿滑)藤原為家が詠む。
『足引の山のかけぢのさるなめりすべらかにても世をわたらばや』藤原為家
「藤原為家」は鎌倉時代中期の歌人で、
サルスベリは鎌倉時代には日本に渡来したのかもしれない。
また「足引き」という枕詞は山に掛り、由来は諸説あるようだが・・・
山を行き来して、足を引きずって歩くことからでしょうか。
6月末の石垣島・於茂登岳からコロナ禍もあり山登りをしておらず、運動不足
の我、秋の紅葉シーズンには山行したいものだが、足を引きずるかも?
「山」で思い出したのは8月27日NHK・Eテレ21時からの「にっぽんの芸能」
「蔵出し!名舞台 名人の芸で観る 能の五番立」の最後の喜多流「大江山」、
前シテの酒呑童子役が後シテの鬼役への変わった「粟屋菊生」さんの名演技、
ワキの源頼光役「宝生閑」との舞う見事さに感嘆。
さて話は「源頼光」は治安元年7月19日没とされるが、ユリウス暦に換算する
と1021年 8月29日にあたり、今日が没後1000年と記念すべき日です。
「源頼光(よりみつ)」は、「らいこう」としても呼ばれ、大江山の酒呑童子や
土蜘蛛を退治した勇猛な武将とされるも、逸話の域を出ない。
頼光は清和源氏の3代目で、摂津源氏の祖とされる平安時代中期の武将だが、
関白・藤原道長が土御門殿再建のとき家具や調度のすべてを献上したとされ、
藤原氏に臣従して、官職を得て財力を蓄えていたからできたのでしょうね。
この繁栄も長続きしなかったようですが・・・
現在も綿々と家系がつづいていることでしょう。