朝方になり熱帯夜から逃れた奈良、東の春日奥山を見れば、若草山と御蓋山
も霞んでおり、大陸からの迷惑な贈り物、PM2.5の影響のようだ。
10時前に30度を越え、午後3時過ぎの最高気温は35.1℃と猛暑日に
これが最後としてほしいものだが・・・。
10時50分、31℃、62%
天気図をみれば、隠れていた秋雨前線が現れ、夏の太平洋高気圧に代わり、
秋の移動性高気圧に押されて南下し始め、月が替われば残暑が和らぎそう。
現代生活になくてはならない天気予報、今日は気象に関する記念日で、
「富士山測候所記念日」です。
1865年の今日、大日本気象学会の「野中至」氏が富士山頂に観測所を建設し
観測が始まった。この経緯は小説などで描かれているが、野中夫妻を題材に
した小説といえば、1971年「新田次郎」が小説『芙蓉の人』が思い浮かぶ。
高校生時に読み、感動したことを思い出した。
後には富士山測候所として観測が行われ、1964年には富士山レーダーも設置
されれば、台風観測に絶大な威力を発揮していた。
だが気象衛星の発達等もあり、1999年に運用を終了しレーダー施設は撤去
され、2004年10月から無人施設になっている。
11年前に体調不良に関わらず登らせて貰った富士山、
日の出で背後に剣が峰にも陽の光が注ぎ、ドームのない測候所が見える。
2010.8.31
日の出です。
東の空がオレンジ色に染まり太陽が昇ってくると、太陽の高度が低く、大気中
を通過する距離が長くなり、青い光は散乱し、散乱しにくい赤・オレンジ・黄
の光が目立つからです。
残暑の公園で、オレンジ色のコスモスが真夏の暑さに負けず盛んに咲いている
よく間違えられるのは、6月に道路際で一斉に咲き出した特定外来生物の
北米原産の「 オオキンケイギク 」です。
オオキンケイギク6/5
公園のはメキシコを原産地とするキク科コスモス属の「キバナコスモス」で、
通常のコスモスより葉幅が広く、耐暑性があるため近年よく栽培されている。
当初は黄色だけが、赤系のサンセットが生み出されて以後、ディアボロや
矮性種などの園芸種で多彩になっている。
花粉を求めて飛んできたのはタテハチョウ科 の「ツマグロヒョウモン」
「アオスジハナバチ」も参戦
選り取り見取りの花の中から選ばれた「キバナコスモス」飛んできたのは
真っ黒な「タイワンタケクマバチ」でしょうか??
そしてビュンビュンと忙しく飛び舞い、ほとんどホバリング状態で、
吸蜜するスズメガ科の「オオスカシバ・大透翅 」も登場。
「空飛ぶエビフライ」と綽名されるのが理解できますね。
写真がうるさいのか飛び去るや、代わりにと現れたのが
王様の「クマバチ(キムネクマバチ)」です。
残暑厳しい日に、カメラを構えて待つのも疲れますね。