カメラを片手に

雨に濡れるヘクソカズラ

午前6時にシャッターが開くも、部屋は薄暗いまま、まだ雨は降っていない。
今日は睡眠の日というが、このところ夜中に二回は起きる癖がついたようで、
なかなか寝付けず、質の良い睡眠が出来ていない。
AM7時の春日奥山、上空に少しだけ青空が見えるが、大阪は雨が落ちてきた
らしく、奈良も既に雲が上がってきて春日奥山が隠れる寸前です。
      7時、22.6℃、93%

やはり午前8時過ぎから雨が降り出し、10時前から音を立てて大粒の雨が、
この雨にあまり驚かなくなった自分がいる。

雨の小庭、数年前から蔓の伸びる植物がどこからかやって来ていたが、
連れ合いは茶花にするから抜かないでと言うので、そのままにしていると
8月下旬から花が咲き出した。
      9/3

アカネ科ヘクソカズラ属の「ヘクソカズラ・屁糞葛」で、つる性多年草です。
葉や茎を傷つければ悪臭(メチルメルカプタン)からで、古来「屁臭(へくさ)」
が転訛したとも。
万葉集、巻18.3855 高宮王が「屎葛(くそかずら) 」の名で詠む。
原)『茰莢尓 延於保登礼流 屎蔓 絶事無 穹将
茰莢(そうきょう)に 述ひおぼとれる 尿蔓(くそかずら) 絶ゆることなく 宮仕へせむ』
意)そうきょう(ジャケツイバラのこと)に絡みついたヘクカズラが茂るよう
  に、強くたくましく、いつまでも宮仕えをしたいものです。
 
古典に女青・百部・牛皮凍の名前が挙げられるも・・・異説も
『大和本草』 8巻 蔓草では
"女青 中略 今按、蔓草の女青は俗名ヘクソカズラといふ、葉少し羅摩に似て
 臭し、花は羅摩に相似たり、一処にあれば混じて弁じがたし、其蔓甚繁茂
 す。本草に蔓草の女青は別に名目を不レ立、故に性能を不レ載、只羅摩の下
 に載せたり、本邦の方薬にヘクソカズラを百部と云非なり。”

別名を「ヤイトバナ」や「サオトメカズラ」と呼ばれる。
近年後者の「サオトメバナ・早乙女蔓 」と改名したかのようにいわれるが? 
      
東アジアから日本全土に分布し、山野や道端の草むらに普通に見られるが、
日照を好み、他の植物に左巻きで絡みつきながら繁茂する。
葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花をまばらにつけている。
      9/3

花冠は長さ約1cmの釣鐘状で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色
内部には長い2本の花柱と葯があるのだが・・・
      8/29

花言葉は、悪臭から「人嫌い」、
またはかわいらしい花から「誤解を解きたい」「意外性のある」と

秋になれば、茶色いパチンコ玉のような丸い実をつける。
これが鳥の糞と一緒に落ちて、茂り出したよう・・・。
このまま置いておいても、ムクゲの木が可哀そうですよね?。

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