日本海にある低気圧から延びる前線と梅雨前線に挟まれ、不安定な天候です。
朝方の東の空は明るかったが8時頃には急な雨も10時頃は一休み中・・・
だが昼前からも強い雨がふるとの予報も・・・ひどくはなかった。
この雨は夕方には止みそうだ。
7時 9時半
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こんな雨模様の中、小さな庭でユキノシタと競い合うように盛んと咲くのは
「ドクダミ・蕺草、蕺、毒痛み」です。
『どくだみの白妙梅雨の一日昏る』 橋本多佳子
6/4、自宅
昨日の散歩でも、日陰のせせらぎ近くに・・・特有のにおいが漂う。
6/3、散歩道
「ドクダミ」はドクダミ科ドクダミ属の多年草。 古くは「之布岐(シブキ)」
と呼ばれていたが、通説では江戸時代中期頃に、毒を抑える=「矯(ためる)」
ことから「ドクタメ」が転訛して「ドクダミ」になったと。
また別名も160程も持っており、ドクダミ臭といわれる特有の臭気から
「ドクダメ(毒溜め)」「ジゴクソバ(地獄蕎麦)」、臭猪巣、側耳根、猪鼻孔、
九節蓮、鶏虱草、狗貼耳、肺形草、魚鱗真珠草、臭草、臭菜、臭質草、
臭牡丹、辣子草などがあげられる。
*ドクダミ臭はデカノイルアセトアルデヒドやラウリルアルデヒドとされる
中国では漢方薬として「ギョセイソウ(魚腥草)」で成分としてフラボノイドの
ケルセチン、ケルシトリンなどを含有している。
日本では民間薬として多くの効能を示し「ジュウヤク(十薬・重薬)」として
現在でも重宝されている。
また乾燥させてドクダミ茶として広く飲まれているが、飲み過ぎると
高カリウム血症や肝機能値の上昇を引き起こすので注意を。
茎上部の葉腋から花茎を出し、その頂には十字状に4枚の白色の花弁ではなく
総苞を開いている。
中央に穂のような円柱状の花序に、微細な淡黄色の花を密生させている。
この一つの花には先が3つに分かれた雌蕊1個と3-8個の雄蕊のみからなり、
花びらや萼がないのが特徴です。
花言葉は繁殖力が強いことから「野生」
また白い花が十字型をすることから 「白い追憶」と。
それにしても、この狭い庭でますます繁茂しだしている。
少しだけ残し駆除した方がよいようだ。
教えて頂いた飲み方、
乾燥させてドクダミ茶を作り、ハトムギ茶のティーバッグを一つ淹れて
美味しく飲ましていただきましょう。