カメラを片手に

5年前のドイツの春

春の彼岸明けの朝、午前六時にシャッターが開けば、もうこんなにも明るい、
小鳥の囀りも、起きなくてはと思うも頭が上がらず「春眠暁を覚えず」?
サクラも咲き、もうそんな季節・・・このような句をご存じですね。
唐の詩人「孟浩然(もうこうねん)」の五言絶句『春暁しゅんぎょう』より
   春眠不覚暁 春の明け方気持ちよく眠っている
   処処聞啼鳥 あちこちから鳥のさえずりが聞こえる
   夜来風雨声 夕べの風雨の音はひどく
   花落知多少 花はどれほど散ったのだろう

暫くして陽が差し込んできても動けない。実はアレルギー薬の影響です。

6時半に放射冷却の影響か2.6℃とやや冷えこむも、霜は降りず、残る寒気で
最高気温は14.4℃止まりに。
      11時

朝から久しぶりにドイツ在住「クラシックおっかけ日記」を拝見すれば、
ドイツではCOVID-19変異種で新規感染者も増え、より強いロックダウンも
考慮されている最中、パイロット・プログラムとして観客1000人を入れての
ベルリンフィルの演奏会が行われたと。
そのチケットも数分で売れ切れ、やはり生演奏に勝るものはないと、同感。

また4月4日のイースターに合わせて催される「復活音楽祭」の話題も。
ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンの「ザルツブルグ復活音楽祭」
は10月末に延期となり、ペトレンコとベルリンフィルの「バーデン・バーデン
復活祭音楽祭」も5月4日から9日に延期されたと。

思い出せば「バーデン・バーデン復活祭音楽祭」に参加したのは、もう5年前
の2016年3月のこと。
バーデンバーデンの街、3月末気温は6℃と寒いが、春の花はもう咲いている


川の両側に街が造られ、公園が広がる。
      




トサミズキ?

ヒヤシンス
      

モクレンも開き始め



演奏会は廃駅を利用された祝祭劇場です。
      
  
ヨーヨーマとベルリンフィルとのシューマンをたっぷり
      

中休みにはシャンパンも
      

女性だけ帰りに花がプレゼントされていた。
      

良かったのは内田光子さんとラトル指揮ベルリンフィルの演奏、

一番聞きたかったベルリンフィルの第九も、感動モノ。

ワクチン接種が広く普及しないと大規模な音楽祭は無理なようですね。

日本の政治家もオリンピックを開きたいのなら、検査もそうだが、なぜもっと
早く値段が高くなってもワクチン購入を決断できなかったのでしょうか。
後手後手に回り、孫世代のツケになる国債の発行額が増えるだけ。
また愚痴ってしまった。

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