カメラを片手に

西国三十三所第4番「槇尾山 施福寺(槇尾寺)」本堂内へ

4年に1度の閏日、曇り空の朝で午前4時過ぎの1.7℃が最低気温、雨が降り出す
前には10度超え11.6℃に達し、午後3時前から小雨が降りまた雨の日でした。
      10時半、6.7℃、68%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「スギ・杉、椙、倭木
ヒノキ科スギ亜科スギ属の常緑高木になる針葉樹の1種です。
日本書紀に”スギ・クスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい”
と記述されるほど、形質に優れ加工のし易さから古代から利用されてきた。
近代日本ではヒノキと共に成長力の高い建築材として重宝され、特にスギは
森林面積の18%(人工林の44%)と最も多く植林されている。

特に戦後の復興や都市開発に伴い、日本では木材の需要が高まっており、1950
年の大規模植林を促す「造林臨時措置法」が追い風となり盛んに植林された。
そしてスギ花粉の飛散量も爆発的に増加し、1960年からスギ花粉症患者の急増
が見られはじめた。

だが価格の安い外材に押され、スギの人工林は放置されることとなり、近年は
国民の約4割がスギ花粉症を発症しているとされている。

その為、富山県の神社で見つかった無花粉スギや開発された極低花粉スギも
植林されつつあるも・・・
全て変わるのに100年を要するとされている。

       雄花             雌花
   

スギ花粉症は、2月から4月まで飛散するスギの花粉によって引き起こされる
アレルギー症状で、風媒花のスギ花粉は風に乗れば300㎞以上もの遠距離まで
飛散する。近年は都市化によるアスファルト化された地面から再飛散が患者数
の増加につながっていると考えられるようです。
    *スギ花粉症の原因は(厚生労働省より)⇐ここをクリック
花言葉は、62.3mの日本一の高さを誇る樹木の京都「花脊の三本杉」のように
      林野庁HPより

まっすぐと空高く伸びる針葉樹林の迫力から「雄大」と。
なおスギは樹齢数千年の「縄文杉」は日本で最も寿命の長い木でもある。 
      

      20039.1

さて1月下旬に訪れた西国観音霊場三十三所第4番「槇尾山 施福寺(槇尾寺)」
納経所は本堂の右側にあり、ここで拝観料500円でお堂内陣に入れました。
       

      
 
内陣に入れば釈迦如来三尊、そして四方に四天王像、手を合わせます。
「十一面千手千眼観世音菩薩」 御本尊「弥勒如来坐像」  「文殊菩薩」


右脇侍は「十一面千手千眼観世音菩薩立像」が西国三十三所札所本尊です。
御真言と御詠歌を唱えました。
 真言は「おん ばざら だらま きりく そわか」
 ご詠歌「深山路や檜原松原わけゆけば 巻の尾寺に駒ぞいさめる」
向かって右側、脇侍「文殊菩薩」さま、行基造立? にも手を・・・
   

四天王像です。  
         

     

時計回りに内陣背部へと
 日本唯一の「方違大観音像」高約5m、悪い方角を良い方角へ変えて頂ける
              

弘法大師像も・・・

七福神(恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天)がおられるという。
      福禄寿    槇尾大黒天

       布袋      槇尾戎

      寿老人   槇尾毘沙門天

最後の弁財天さんは入山時の駐車場横の「満願滝弁財天」、帰りに伺った。
      

伝教大師「最澄」さんも


おみくじの元祖元三大師(中央手前) 十一面千手観世音菩薩立像(中央奥) 槇尾不動尊像(左) 竹生島より請来したとされる槇尾弁才天像(右)
 

反対側に病気平癒を願うなで仏(涅槃仏) もおられた。

足腰を守る花山法皇足守の馬頭観音で、日本で唯一の足の裏を見せられている
      

行き帰りに「賓頭盧」さんにご挨拶
      

紅梅の咲く観音堂から本堂を

ここはダイヤモンドトレイルの起始点だそうです。
奈良県香芝市の屯鶴峯から、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、そして
ここ大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで、全長約45kmに及ぶ。
      

雪の残る参道を気を付けて下りました。
ヤブツバキやヤマイチゴの群落が印象的でした。
      

      

無事に駐車場まで下ろしていただけました。合掌

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