ムシムシした朝と思えば、26℃熱帯夜だった。
午前6時半ごろから降り出した雨で、ジトジト感は増すばかり。
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台風4号から回り込んだ湿暖気の影響で、午後1時過ぎから雷と激しい雨が
小一時間ほど続き、薄日が差せば蒸し暑さは最高潮です。
酷暑から一転して今週は戻り梅雨、それも梅雨末期様の豪雨に注意しないと。
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はユリ科の「アガパンサス」
梅雨の花としても知られますが・・・涼やかな花を咲かせますね。
南アフリカ原産で10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の
園芸品種があり「アフリカンリリー」も呼ばれ、球根として販売される。
明治期に日本に入った種は「クリビア・ノビリス 」といい、
和名は「ムラサキクンシラン・紫君子蘭」と。
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名の意味はギリシャ語の ἀγάπη(アガペー「愛」)と ἄνθος(アントス「花」)の
2語の組み合わせで、花言葉は「恋の訪れ」「愛の便り」と。
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今日は1902年に近代日本の歌人・書家・文人墨客『吉野秀雄』の誕生日です。
生誕120年で号は艸心と。
会津八一に師事し、生涯病とたたかいながら独自の詠風で境涯の歌を詠む。
「死をいとひ生をもおそれ人間のゆれ定まらぬこころ知るのみ」
『病む妻の足頸にぎり昼寝する末の子をみれば死なしめがたし』
良寛や「万葉集」の研究もあり、昭和42年迢空賞、同年7月13日死去、65歳。
もうじき没後55年ですね。
歌碑は全国に散らばり、十基を数える。
奈良には『秋篠寺』境内に師の「会津八一」歌碑と離れて置かれている。
「会津八一」は南門から少し入ったところ、生駒山を詠む
「あきしのの みてらをいでて かへりみる いこまがたけに ひはおちむとす」
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「吉野秀雄」の歌碑は、拝観受付と塔頭の間に置かれ、伎芸天を詠む。
『贅肉 なき肉置きの 婀娜に み面もみ腰も ただうつつなし』
読)「あまりじし なきししおきの たをやかに
みももみこしも ただうつつなし」
みももみこしも ただうつつなし」
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「東洋のミューズ」 と呼ばれる秋篠寺の伎芸天立像(天平 重文)、高さ204.5cm
頭部は脱活乾漆造、首をかしげ、やや前傾され伏し目がちな優美な顔立ちは
天平そのものです。
なお体部は鎌倉時代に木材で補い彩色補修されており、芸道守護・諸芸成就・
福徳円満のご利益が・・・。
この季節、訪れる人は少なく、堂内で十二神将に囲まれたご本尊薬師三尊像
と相対峙し、左手から伎芸天のまなざしに見とれながらゆっくりされるのは
如何ですか。
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