ムシムシした朝と思えば、26℃熱帯夜だった。
午前6時半ごろから降り出した雨で、ジトジト感は増すばかり。
11時半、27.8℃、79%
台風4号から回り込んだ湿暖気の影響で、午後1時過ぎから雷と激しい雨が
小一時間ほど続き、薄日が差せば蒸し暑さは最高潮です。
酷暑から一転して今週は戻り梅雨、それも梅雨末期様の豪雨に注意しないと。
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はユリ科の「アガパンサス」
梅雨の花としても知られますが・・・涼やかな花を咲かせますね。
南アフリカ原産で10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の
園芸品種があり「アフリカンリリー」も呼ばれ、球根として販売される。
明治期に日本に入った種は「クリビア・ノビリス 」といい、
和名は「ムラサキクンシラン・紫君子蘭」と。
6/30
名の意味はギリシャ語の ἀγάπη(アガペー「愛」)と ἄνθος(アントス「花」)の
2語の組み合わせで、花言葉は「恋の訪れ」「愛の便り」と。
6/30
今日は1902年に近代日本の歌人・書家・文人墨客『吉野秀雄』の誕生日です。
生誕120年で号は艸心と。
会津八一に師事し、生涯病とたたかいながら独自の詠風で境涯の歌を詠む。
「死をいとひ生をもおそれ人間のゆれ定まらぬこころ知るのみ」
『病む妻の足頸にぎり昼寝する末の子をみれば死なしめがたし』
良寛や「万葉集」の研究もあり、昭和42年迢空賞、同年7月13日死去、65歳。
もうじき没後55年ですね。
歌碑は全国に散らばり、十基を数える。
奈良には『秋篠寺』境内に師の「会津八一」歌碑と離れて置かれている。
「会津八一」は南門から少し入ったところ、生駒山を詠む
「あきしのの みてらをいでて かへりみる いこまがたけに ひはおちむとす」
2020.1022
「吉野秀雄」の歌碑は、拝観受付と塔頭の間に置かれ、伎芸天を詠む。
『贅肉 なき肉置きの 婀娜に み面もみ腰も ただうつつなし』
読)「あまりじし なきししおきの たをやかに
みももみこしも ただうつつなし」
みももみこしも ただうつつなし」
2020.10.22
「東洋のミューズ」 と呼ばれる秋篠寺の伎芸天立像(天平 重文)、高さ204.5cm
頭部は脱活乾漆造、首をかしげ、やや前傾され伏し目がちな優美な顔立ちは
天平そのものです。
なお体部は鎌倉時代に木材で補い彩色補修されており、芸道守護・諸芸成就・
福徳円満のご利益が・・・。
この季節、訪れる人は少なく、堂内で十二神将に囲まれたご本尊薬師三尊像
と相対峙し、左手から伎芸天のまなざしに見とれながらゆっくりされるのは
如何ですか。
JR東海より