ウマノスズクサ（ウマノスズクサ科）
ウマノスズクサの花が咲いていた。
ウマノスズクサは蕾の時から面白い形をしている。
開くとラッパ状になる花筒の根元の部分にある球状のものは柱頭室だそうだ。
臭いに誘われたハエたちが、ここから柱頭室まで入り込み受粉の手伝いをする。
ウマノスズクサはジャコウアゲハの食草として有名だけれど、
このまわりに成虫も幼虫も見つけられなかった。
ウマノスズクサからそう遠くない所にこんな蛹がいた。姿も面白いし色も鮮やか。
友人たちと「何だろうねと」首をひねったがすぐには分からなかった。
家に帰ってあれこれ調べてようやく正体がわかった時は驚いた。
なんとジャコウアゲハの蛹だった。この葉っぱはウマノスズクサじゃない。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサを食べて大きくなるけれど、
蛹になる時期が近づくと別の場所へ移動するらしい。
どんな理由があるのか聞いてみたいところだ。
黄色い体の色が黒くなると羽化が近いらしい。
下の写真が２年前に見たジャコウアゲハの成虫だ。
