自然環境保全センターの谷戸にできた小さな流れに大きな鯉がいた。
ちょっと上の池にいたのが雨による増水で出てしまったのだろう。
もともとこのあたりに生息していたものではなく誰かが放流したものらしい。
この谷戸にはメダカも住んでいるが、これは管理棟に設けられた池で撮ったもの。
この池にはメダカのほかトンボのヤゴとかマツモムシなどを見たことがある。
今回はミズカマキリが姿を現した。
ミズカマキリはカメムシの仲間だが、カマキリのような鎌を持っていて昆虫や小魚を捕らえる。
食事中を観察したことはないのだが、口吻から獲物に消化液を送り込み溶けた肉液を吸うそうだ。
4、5cmの体長と同じぐらいの長さの呼吸管(2本)をmのっているのも特徴だ。
ミズカマキリは水生昆虫だが飛ぶことも多いそうだ。
谷戸でフワーっと飛んできて木道に止まったのがいる。
体調2cmちょっとぐらいで蛾の仲間かと思ったが、水生昆虫のヨツメトビケラだと教えてもらった。
翅を広げていないが雄は前肢、後肢全てに白い(黄色も)紋がついていることが名前の由来だ。
トビケラの仲間は夜行性が多いそうだがヨツメトビケラは昼間に飛ぶ。
紋といい活動時刻といい生存のための工夫が個性を作っているのだろう。