手前の大きな木に白い花がいっぱい。向こうの山腹にもいくつか同じ花が見える。
ハリエンジュ(マメ科) 別名 ニセアカシア
フジにも似て房状の花が垂れさがって咲いている。
アカシアは本来ミモザの仲間でハリエンジュとは別なのだけれど、
ハリエンジュがニセアカシアと呼ばれるのは学名からきているらしい。
しかしアカシアの蜂蜜はニセアカシアのものだし、
「アカシアの雨がやむとき」や「赤いハンカチ」などの歌に出てくるアカシアもニセアカシアだという。
この時期の山腹にはほかにも白い花がたくさん見られる。
ホオノキ、ミズキやクマノミズキ、ウツギの仲間、それにこのヤブデマリ。
ヤブデマリ(スイカズラ科)
ヤブデマリは枝を延ばし散房花序をたくさんつける。
花序は両性花を取り囲むように白い装飾花がついてガクアジサイに似ている。
ヤブデマリを見ていたら誰かがモリアオガエルの卵塊を見つけた。
オタマジャクシになると、この下の小さな沢の水面にポトリポトリと落ちて行くはずだ。