家にあれば蚊取り線香・・・空にあれば渦雲と呼ぶのだろうか。
ウズグモは林にいる体長5mmぐらいの小さな蜘蛛。
広い範囲に張った巣の中心部に白い渦を作っている。
形は違ってもクモが作る白い帯は「かくれ帯」というそうだ。
林を歩いていると、ふいに顔をクモの巣が遮ってびっくりすることがある。
ジョロウグモやコガネグモの仲間はおなじみだが、ほかにも姿や生態の違う面白いのがいる。
体長10数ミリのマネキグモはウズグモ科の仲間だけれど渦どころか数条の網しか張らず、
自分は木の枝に擬態して姿をくらませている。
Y字(T字)の中心付近にいる時は、長く発達した第一脚で糸を手繰ったり緩めたりしているようだ。
手招きするような様子からマネキグモと呼ばれる。
白い丸いものは粘球なのだろうか?
水辺に住む蜘蛛の一つ、体長10数ミリのアシナガグモを見た。、
コウホネの葉の上でコシアキトンボの抜け殻の傍にいたが、
普通は水面上に円網を張り長い脚を前後に伸ばして獲物を待つのだという。
ススキの葉がチマキのように折られて白いものが見えているのがあった。
この中にはカバキコマチのようなコマチグモの仲間が子育てをしているらしい。
つまり母蜘蛛が卵を守っている。
カバキコマチは毒蜘蛛なので、仲間がそーっとチマキを開いて母グモを見た。
子グモたちは生れてしばらく育った後に母グモを食べて巣立つという。
種として生き続ける知恵なのだろう。
ちまきのように折られた巣には毒蜘蛛でしたか?
私は何時も被写体としてしか捉えてなくて名前まで調べ上げていません。
解ったら楽しいでしょうが、時間がかかるのと面倒なことが苦手なので・・・(笑)
今日のおーちゃんの説明に大いに助けられました。
面白いですね。
余談
gooブログで「ブログ通信簿」なるお遊びを発見、
自分のURLを入れると過去10回の記事を元に採点してくれます。
面白いのは推定年齢とどんな事に向くかが出てきます。
おーちゃんは間違いなく研究者向きでしょうね。
今夜お遊びとしてUPしますので試してみて下さいね。
面白いですね~
マネキグモは高飛び込みの最中か 鉄棒のY(?)字バランスみたいですね~
カバキコマチの母親は究極の愛情なんですね~
すごいです。
観察すると思い白いですね。
巣の真ん中に白い部分があるのは「かくれ帯」というのですか。
そこに隠れていて、他の透明で見えない部分に獲物がかかるのを
待っているのですね。それにしてもこんな渦巻状のかくれ帯を
作るのは見たことがありませんでした。目が回りそう(^^)
糸を手繰ったり緩めたりのマネキグモというのも面白いですねぇ。
1本釣りの漁師みたいと思いました。
子グモを守ったあげく自分を食べさせてしまう母グモの話は
読んだことがありましたが、このカバキコマチもそうなのですね。
究極の親の愛ですね。
(以前は片目の薄目通過しました)見えそうなので
ちょっと ゴメンなさい。
実に 面白い観察ですね。それぞれが工夫を凝らして
生きるのに懸命なんですね。
ウスグモの渦巻き、こんなん堪りませんわー
これは 観察も面白いですが、写真の被写体としても
大いに魅力あります!
(不思議と クモは特大の足の長いのでも 大丈夫です)
マネキグモは なんか横着そうですが、これで獲物が
獲れるんでしょうか?私みたい・・・
アシナガグモとコシアキトンボの抜け殻も凄い!
カバキコマチのチマキの中の写真が 又 貴重な
一枚ですね!
毒蜘蛛とは言え、子供に食べられて命を終えるなんて・・・
雌が雄を食べてしまう スズムシ(でした??)とは
違いますね? いずれも子孫を残す知恵なんですね!
有難うございました。
外国から来た毒グモとしてはセアカゴケグモが有名ですが、日本産もいることはいるのですね。
名前が分からなくとも姿がきれいだったり、生態が面白かったらそれに注目して楽しめば十分なのですが、つい名前も知りたくなってしまいます。
名前がわかると、さらに深く個性を知ることができてつぎの観察に役立つということもあります。
通信簿ですか。学校はもちろん会社での査定を受けたのも遠い昔のことになりました。
ありがとうございます。
クモの巣を作り上げるのも絶妙な仕事ですが、こんなに変化に富んでいることに初めて気づきました。
マネキグモはI字のように擬態したりY字バランスをとったり、ゆっくり観察するとほかにもいろんなポーズをとってくれそうです。
虫の母親は子供を無事成長させるために最大の努力と愛情をかけますね。
マネキグモが狩りをするところは一度見たいものです。腕をどのように使っておびき寄せるのでしょうね。
カバキコマチの母親もいずれ死ぬものだとすると、子供のために自分の体を役立てるというのは無駄がないのかもしれません。
ウズグモの渦はいろいろ撮って出来具合を比べるのも面白そうです。
マネキグモは擬態するのも面白いですが、少しの網(というより数本の糸)を使って狩りができるのも驚きです。
虫が食べ物を探して移動すると危険も増えるので、使命を終えた身近なものが栄養源になるというのも理にかなっているのでしょうね。
昔の人間でも、自分は食べないで子供にたくさん食べなさいという母親が多かったですね。
こわいなんて言ったらいけないかな。
あ~クモに生まれなくて良かった
クモの種類が豊かだから蜘蛛の巣の種類も豊かなんですね。
ウズグモは、波紋の広がる池の水面のようです。
チマキを開かれて巣を除かれたカバキコマチの母グモは再び閉じるのでしょうか。
自分の体をエサとして提供するカバキコマチの母グモのお話は、カマキリの雌が雄を食べて栄養にして卵を産むのとよく似ていますね。