
きのう東京の亀戸天神へ行ってきた。

正保三年(1646)太宰府天満宮の神官であった菅原大鳥居信祐公は神のお告げにより、
飛び梅の枝で天神像を刻み天神信仰を広めるため諸国を歩いた末、
亀戸村にあった天神の祠に像を安置した。
幕府の援助もあり寛文二年(1662)太宰府天満宮にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋などを造営し
東宰府天満宮あるいは亀戸宰府天満宮と呼ばれていたが、昭和11年亀戸天神社とした。

天神というと梅がつきものだが、ここは4~5月の藤の花が素晴らしいそうだ。

境内がにぎわっているのは1月25日が初天神であるとともに、鷽替神事が行われているからだ。
神殿の前に大きな木彫りの鳥が飾られている。

木彫りの鳥はウソを模しているそうで、小さなものを求めてきた。

神職が手彫りしたという檜のウソは500円から5000円以上まで、大きさにより10段階あった。
これは下から3番目の800円。

「うそ」は幸運を招く鳥とされ、毎年新しいうそ鳥に替えるとこれまでの悪い事が「うそ」になり
一年の吉兆を招き開運・出世・幸運を得ることができると信仰されてきた。
太宰府天満宮では1月7日の夜に明かりを消した境内で参拝者が「替えましょう、替えましょう」と唱え、
木製の鷽を交換しあい1年間についた嘘を天神様の誠に替えてもらうという。
亀戸天神でもそれにならって文政3年(1820)から毎年1月24、25日に行うようになった。

しかし現在の亀戸では、このように古いものを神社に納め神社の新しいうそ鳥と取替える形になった。

この日は初天神でもあり、境内神楽殿で都無形文化財指定の里神楽・葛西囃子が奉納されていた。
私が見た時は獅子舞が行われていた。
看板の里神楽の下に書いてある正五九祭とは・・?
正五九・八斎戒
正月・五月・九月には八斎戒を守って殺生をやめ、非行を謹んで過ごすことが昔から行われてきた。
正月は物事が生じ始める時、五月は最も盛んに興起する時、九月はそれらの命が実を結ぶ時として、
この正月・五月・九月があげられているともいわれている。
これらの事から、正・五・九の三つの月に、ことにお参りや祀りごと・祈願などが盛大に行われる。
亀戸天神でも正五九祭として正月・五月・九月に里神楽が奉納されている。

梅はチラホラ咲きはじめ程度であった。
亀戸天神にいらしたのですね。
ここはおっしゃるようにフジの花がすごいようです。お写真にも藤棚がたくさんありましたね。
テレビで見たのですが 本当に素晴らしかったです。でもテレビは人のいない早朝にロケをしていたのでシーズンには人でごった返します。
ウソの木彫り 可愛いですね。
こういう木彫りは素朴で大好きです。
私も行ったらきっと買うでしょう。笑
うちにはタカやニワトリがあります。
伊勢神宮のありがたい(?)干支の木彫りも12ヶ月分 ケース入りで飾ってあります~~
ウメ ちらほらでしたか~
昨日 日比谷公園でも咲いているウメがありましたよ。
亀戸天神の藤の写真は前に見ていたので素晴らしいだろうなと思っていましたが、太鼓橋の上から藤棚を見渡すとさぞやと思いました。徳内だけにシーズンの昼間は混むのでしょうね。
ウソの木彫りは素朴に出来ていて可愛いでしょう。一番小さいのを買ってお守りとしてカバンの中に入れて置くのがいいかもしれません。
百花園では早咲きの梅がいろいろ咲いていました。
天満社を建てるための材木を食い散らかし
ていた虫を鷽が大挙して退治したという説、など諸説あるようです.
[ウソ」を食いつぶす偉大な『鷽・ウソトリ』
不合格、落第、滑り、落ちる・・・試験につきものの不穏な語彙を食いつぶすように、願を掛けてきました。
湯島天神で
おーちゃんの説明でその意味がよく分りました。
毎年お参りに行って新しいのと取替えないといけないようで・・・
5月の藤の季節に行ってみようと思いました。
亀有の「初天神」、賑わっていますね。
昨日は私の誕生日だったので、何だか守りご本尊様のように思えてきました。
天神様と言えば菅原道真公を思い浮かべます。
「東風ふかば~匂いおこせよ梅の花~」・・・
我が家の梅も咲きだしました。
東風が吹き出す季節ももうすぐですね。
湯島天神でも「うそかえ神事」が行われるそうですね。
太宰府天満宮の鷽は少しデザインが違うでしょうか。近所でないと毎年お参りするのが難しいところもありますね。
亀戸天神には5歳の菅公像というのもありました。梅もまもなく見ごろになることでしょう。
ぼやーっとした記憶のままの「うそかえ」神事。
これだけ詳しくご紹介いただき、ようやくカスミが取れてはっきりと見えました。
この行事、京都は知りませんが大阪の天満宮にはないようです。
同じ天神様でも有るところと無いところがあるなんて益々興味が湧いてきました。
でも毎年取り換えるなんて・・・良いことも一緒に取り換えてしまうんじゃないかと心配になりますね。嘘をついた部分だけにしたいです。
フジの花の時も見せて下さいね。
まず、この字をしりませんでした。
鶯に似ていますね。
天満宮と言うのは 各地にあるようですが、それぞれ
歴史があるのですね。
亀戸・・・東京の下町としか分からず、地図で確かめました。
天神さんは どこも梅の名所のような気がしますが
ここはフジも見事のようですね。
昨日、北野の天神さんに行かれた近所の方の話しでは
「丑年」の初天神なので、ほんまもんの牛の親子が
紅白の幕の中に居たそうです。
ウソの木彫りのデザインが面白いですね。
最近始めたのか目立たないのかどちらでしょうね。