【ちょっとグッタリ】
慣れた方がいい。でも慣れない方がいい。
…撃ち方には慣れた方がいい。
でも、コレを使う毎日には慣れたくない。
コレが日常の社会には慣れたくない…。
でも、どんなものも、上手く使いこなせる
ようには…
なれるなら、
なっておくべきだと思う。
でも、そんなブツに触れる機会の無い人にも
…【全部拳】が救いだ。
なぜなら初めて触れるものや
初めて扱うモノでも、自分の身体…人間の
身体の扱いのルールがわかると、
多分…それが人間の扱うモノである以上、
どんな風に上達すれば良いのかが
見えるようになるのかもしれないからだ…。
私が遠山老師から教わっている【全部拳】
に通じる練功は基礎というより、
今回の射撃練習では
身体の基盤、身体の使い方の基盤を
強化してくれたように感じた。
しかし恥ずかしいことに私の修練はまだ
【全部拳】について語れる段階ではないので
「それってどんなことなの?」と思った方や
【全部拳を学んでみたい】と思った方は
是非【遠山知秀】先生を訪ねて欲しい。
(なるべく早く。)
話を銃に戻すと…
私はコレの社会には賛成ではないので
練習中はすっごく氣を遣う。
…弓とか、銃は便利だけど、対象に当たった
手ごたえが、私にはまだ繋がっていなくて…
(全ての武器が手の延長と感じられる域に
達すれば、物理的に触れていなくても
感じられる域はあるのかもしれないけど、
私にはまだその域が理解できないので、
全ての飛び道具は〈アンフェア〉な暗器に
思えてしまう…まだ。
ただ、それらこそ我々忍者、忍具の
真骨頂なのだが…涙。)
練習中でも小さなミスがあれば大きな怪我を
しかねないので、一度の練習で、私はまだ
精神的にかなりグッタリする。
そして心のどこかに〈嫌だなぁ〉と
思ってしまう気持ちがある。。。
気軽に「かっこいいでしょ?」
「ジェームズボンドみたいでしょ?」っとは
言えない…。
そしてそれと同時に、
そういう気持ちでも、それを携えて任務に
あたっている方達に敬意を持ちつつ、
こんな物のいらない世界は不可能じゃ無いのに
なぜ人間は楽をするのかなと思ったりもする。
…殴り合いも刺し合いも脳内麻薬物質が一定量を超えるまではお互いに痛いのでフェアだけど、
飛び道具はアマチュアほど相手に当たった手応えはこちらには無い…。
そうまでして弓を使って四つ足動物を食べる必要があったのか…戦う必要があったのか、
射撃練習で頭がグッタリしてしまったので、
ボンヤリ考えてしまった。
コチラ(アメリカ)に来てからは
コピーして持ってきた(現物は大事に日本の金庫に入れてきた。)老師の書籍を何度も読み返しているけれど…、
カンピオの時代には選ばれた戦士たちはフェアな肉弾戦だった気がする…。
…今は、身体を鍛えるより、
ツールを使うテクニックを磨いた者勝ち…みたいな感じがあって…私みたいな山猿は、
損なのかなぁ…😅
絵だってAIで一瞬だもんな。チェーッ。
とはいえ、【全部拳】の教えは、
「武術バカ」じゃなくて、
武術ができるなら、なんでも上手く出来るはず…
だから、なんとか社会に適合していきたいところです。
推手。
HiromiEva