ヤンリーピンさんの孔雀を鑑賞した。
50歳を超えているとは思えない、しなやかさと若々しい美しさ、
そして繊細で、情熱を秘めたエネルギーの深い表現…
私の憧れの人。
尊敬する彼女の公演を鑑賞して、
弟と食事を楽しみ、さあ、行きつけの雑貨屋さんを覗いてから渋谷駅へ向かおう、とその時、
彼女は目の前にいた、
そうヤンリーピンその人。
こんな偶然は無い。
必然だ!
彼女は人ごみに紛れて、誰も気づかない…
舞踊の生きる精霊と呼ばれる、
ダンスの女神がここにいるのに!?
声を掛けると、お付きの人はニッコリと流暢な日本語で答えてくれて、
ヤンリーピンさんは、美しい白い指先を伸ばして、硬く握手をしてくださった。
パンフレットを見せると、サインまでプレゼントしてくれた。
ありがとうございます。
さっそく明日研修生のみんなに見せるよ!
芸能界にいて、どんなにエネルギーのある方と握手しても、
近づいて空気がピリピリしたのは
北野たけしさんしか今までいなかったのに…
ヤンリーピンさんは、ダンサーとして、演出家として、芸術家として、尊敬しているからなのでしょうか、
はじめて電流が流れるようなビリビリとした感覚を覚えました。
彼女と同じ世界に生きられている、
同じ時代に生きられていることに感謝します。
そして、今日彼女から一番学んだのは、
大きな家族の中心にいて、
彼女が輝くことで大勢の人がより輝くのだという素晴らしいお手本を頂いたことです。
今日というひと、今関わる全ての人に感謝と愛をこめて。
宏美