どんぐりさんからお便りが届きました。
さわやかな5月の風をはこんでくるような写真がいっぱいです。
以下、紹介いたします。
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石巻のネコちゃんのためにも―久世アキ子さんのチャリティーバザー―
ゴールデンウィーク前半の4月30日(土)、東京都西東京市の北側、西武鉄道の保谷駅を出て5分ほどのあらやしき公園の周囲で、春秋恒例のネコのためのチャリティーバザーが行われた。前日の強風がうそのように、美しい青空のもと、公園にはこいのぼりが泳いでいた。その公園は下が自転車置き場なので3mほど地面より高くなっているが、その周囲のサクラの並木の下で、木洩れ日のほどよい光と風の中でいくつかのネコの愛護団体によるバザーのコーナーがそれぞれもたれていた。いずれもノラネコに去勢手術を受けさせたり、里親探しをしたり、エサをやってノラネコが周囲の人とトラブルを起こさないよう活動している団体だ。10時になってバザーが始まると、品定めする人と売り手とで、次から次に品物が売れていく。不用品といっても、使われていない品物も多く、お買い得の値段。
呼びかけたのはネコのイラストレーターの久世アキ子さん。
地元でノラネコに去勢手術を受けさせたりエサを与える保護活動を続けてもう十数年になる。いやバザーがそれくらいだから保護活動はそれ以上かもしれない。
久世さんの元には、震災後石巻から引き取られた2匹のネコもいる。2013年9月、石巻のNPO法人「アニマルクラブ石巻」http://a-c.sub.jp/ の代表阿部智子さんと、映画『犬と猫と人間と 2 動物たちの大震災』http://inunekoningen2.com/ 監督の宍戸大裕さんがわざわざ届けてくれたという。この宍戸さんは名取市の方のようだ。連れてこられたのは、震災後増えたノラネコから生まれた2世の赤ちゃんネコだった。アビシニアンの混血のようなきれいなベージュ色のスリムなネコたちとのこと。ルルとナナと名付けられて久世家で大事に育てられている。
バザーの売り上げの一部はいつも石巻にも送られている。
久世さんの話では、田代島ではネコと人は共生しているそうだが、石巻の他の場所ではそうではないと聞いているとのこと。西東京市の地元でも、そんなにいいことばかりではないのだから石巻もそうだろうなあと思う。
わが家のイヌも、実は保護犬2代目で、千葉県の愛護団体の方から譲り受けたもの。その団体は愛護センターの掃除と里親探しをしていた。ネコもイヌも保護していた。
このように動物の命も人間の命と同じように大事にして活動している人たちには、本当に頭が下がる。同時に、イヌやネコを飼う人たちには、生き物を飼うということが、どんなに責任が重いことかを知ってほしいものだ。
久世さんがため息をついた。「また地震が起こって、寄付を送るところが増えてしまった」
仕方ないね、久世さん。できるかぎりでいいから頑張ってね。
久世アキ子(くぜあきこ)とソクラテスの部屋
http://members2.jcom.home.ne.jp/batysocrates/room.html
おまけ
翌日、八百屋さんに行ったら熊本のスイカを売っていた。
テレビで、震災後急いでスイカを出荷しているところをやっていた。あれがこのスイカかと思ったので、支援のつもりで買うことにした。すごく大きいんだよね。包丁入れたらあちこちに配って初ものをいただくとするか。
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見事なスイカですね。おすそわけいただけないのが残念です。仙台では、まだ見かけません。