マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

フォントを準備するには -- その2

2008-06-16 22:55:17 | LCD
結局、FreeTypeのライブラリを使って、自分でTrueTypeフォントからビットマップ形式でのフォントデータを作成することにしました。用意されているチュートリアルをざっと読んでみると、単純なテキスト描画は簡単にできそうなことがわかったからです。

チュートリアルで紹介されているプログラム(example1.c)に手を加えて、C言語の配列データとして、ビットマップデータを出力するように変更してみました。example1.cではグレースケールを使う形式でのビットマップを生成するようになっているので、モノクロのビットマップを生成するように変更して、あとは出力形式を自分の都合のいいように整える程度の作業でした。

Microchipのフォント変換ツールのように、filterファイルを用意し、そこで使われている文字列内のグリフのビットマップだけを抽出して出力する機能も加えてみました。日本語については、filterファイルではUTF-8で記述し、変換プログラム内ではUTF-16で扱います。FreeTypeではFT_Load_Char()関数により、グリフの読み込みならびにビットマップの生成が行えますが、読み込むグリフの文字コードをUTF-16で指定してやれば、IPAフォントから対応する文字データを取得できることを確認しました。

ビットマップの準備はできたので、これに合わせたLCDへの表示ルーチンの作成を開始することとします。日本語表示の画面を出すまでもう一歩です。

ハードの方は、追加部品の配置とおおまかな配線を終了したところです。こちらについても順次動作確認を進めていくことにします。