今回の製作では、音声PCMの処理として、通話だけでなくメッセージの録音や再生機能もサポートする計画ですので、それぞれの場合の音声PCMの接続の仕方について整理しておくことにします。まずは普通に通話する場合です。
通話時にはCODECとW-SIMのPCM信号が互いに接続されます。今回の製作でもCODECは以前と同じくOKIのML7041を使っています。両者のつなぎ方をPCM関連信号だけに着目して図示すると次のようになります。
PCMINとPCMOUT同志を接続する点に注意です。W-SIMの信号名はホスト側からみた名称になっており、PCMINが出力端子、PCMOUTが入力端子になっているからです。
通話状態になるとW-SIMからPCMCLKとPCMSYNC信号が出力されるようになり、それにともないPCMIN/PCMOUTが入出力されます。CODECが適切に設定できていれば、音が出るはずです。CODECは初期状態ではu-Law圧縮/ロングフレーム同期になっており、W-SIMの出力形式と合致していますが、出力先としてディフォルトで選択されているスピーカはパワーダウン状態になってしまっています。そのため、スピーカ・アンプをパワーオン状態にするか、出力先をイヤホンに変更してやる必要があります。
このように普通に通話する時の音声入出力にはMCUは全く介在していません。少しはMCUにも仕事させようというわけで、録音機能を持たせることにした次第です。
通話時にはCODECとW-SIMのPCM信号が互いに接続されます。今回の製作でもCODECは以前と同じくOKIのML7041を使っています。両者のつなぎ方をPCM関連信号だけに着目して図示すると次のようになります。
PCMINとPCMOUT同志を接続する点に注意です。W-SIMの信号名はホスト側からみた名称になっており、PCMINが出力端子、PCMOUTが入力端子になっているからです。
通話状態になるとW-SIMからPCMCLKとPCMSYNC信号が出力されるようになり、それにともないPCMIN/PCMOUTが入出力されます。CODECが適切に設定できていれば、音が出るはずです。CODECは初期状態ではu-Law圧縮/ロングフレーム同期になっており、W-SIMの出力形式と合致していますが、出力先としてディフォルトで選択されているスピーカはパワーダウン状態になってしまっています。そのため、スピーカ・アンプをパワーオン状態にするか、出力先をイヤホンに変更してやる必要があります。
このように普通に通話する時の音声入出力にはMCUは全く介在していません。少しはMCUにも仕事させようというわけで、録音機能を持たせることにした次第です。