石炭やボタ山に興味があったから、元炭坑マンや炭坑住宅に住んでおられた方にお話しをうかがいにきました。黒光りしている石炭と見た目はそっくりなのに、手にすると比重がまったく違うボタ。石炭にならなかった亜炭や硫黄臭がする石炭など、炭坑によって異なる石炭の品質をその用途に応じてブレンドしたり、単に燃料として石炭を利用するだけでなく、さまざまな製品の原料に石炭から抽出したり分離して利用されていることなどをおうかがいつつ、炭坑労働者のご苦労とはるか昔のメタセコイアなどの植物が生い茂っていた時代に思いを馳せた。