自然にみちた水辺づくりプロジェクト

自然にみちた水辺保全の活動を記録するブログ

第2回 大阪ふれあいの水辺整備検討ワークショップ

2017-02-28 19:50:02 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS

 平成25年度から続けられてた、大阪市内唯一の砂浜 桜ノ宮ビーチ(ふれあいの水辺)に隣接する自然再生ゾーン(ふれあいの水辺)の整備検討会昨夜終了。

 自然環境保全を盛り込んで平成9年に改正された河川法に基付く、自然再生整備工事がいよいよ次年度平成29年秋頃から始まります。

 具体的には淀川固有の葭原再生が主に成りますが、この壮大な社会実験、街中に出現する葭原はどの様に受け入れられるか、工事の進捗状況なども含めて次年度以降楽しみに成って来ました。

 

大阪府西大阪治水事務所

今年度事業の報告。


大阪ふれあいの水辺・自然再生ゾーン

2016-08-21 14:24:56 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS

 大阪ふれあいの水辺・自然再生ゾーンのワークショップで地縁系地元の方が繰り返し言われる硫化水素系の匂いについては、先入観で言われてるんでは無いかと以前から少し疑問に思ってまして確認してみます。

 桜ノ宮ビーチから源八橋の間で少し硫化水素系以外の匂いを感じますが、源八橋橋脚の下に廻るとぜんぜん匂いは感じず涼しげな水辺の風を感じました。

 水質に付いてはアオミドロが大量発生、大川からの流入口の奥に行くほど、つまり桜ノ宮ビーチに近づくほど透明度が悪く成り、もう少し流量の有る大川に抜ける水の流れが必要です。

 

桜ノ宮ビーチから源八橋。

6月に石積みのの堰を取り除いたところ。

連絡橋の向こうに空気で膨らました大きなチューブ・オイルフェンスが渡してあります。
左の端に大阪市立東高校理科学研究会のカキツバタ植生実験。

大阪市立東高校理科学研究会のカキツバタ植生実験。今回も余り状態は良くなさそうです。

源八橋の下。臭いは全くなく、水辺の涼やかな風を感じます。

源八橋からふれあいの水辺。

同じく源八橋下。手前は砂地に成ってます。

アオミドロは見られますが透明度はまずまず。

源八橋下の北側。奥が大川からの流入口、透明度などは大川と同じせすね。


ふれあいの水辺 ふとんかご撤去作業

2016-06-06 14:40:15 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS

 大阪市内唯一の砂浜「ふれあいの水辺・自然再生ゾーン」整備検討会議で、以前から議題に上っていたふとん駕篭の撤去作業です。

 ふとん駕篭とは砂浜にヘドロが流れ込むのを防ぐため、砂浜との境にグリ石を詰めて置いた平たい金網で、境目に小さな堰を作る事で綺麗な大川の水の流入も阻害する事に成り、金網自体も老朽化していることで一度撤去してみようと云う事です。

 作業時間が2時間の予定でしたが、干潮時に合わせ開始時刻を早めにした様で私が到着時には作業終了、川の作業は早めに開始、早めに撤収が鉄則ですね。

 

正面は源八橋。スゴイ干潮です。

ここに堰が有りました。

ウミウ?カワウ?がやって来ました。

桜之宮公園・サクラ並木。


『大阪ふれあいの水辺』ワークショップ

2016-05-28 15:00:43 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS

 大阪市内唯一の砂浜を含めた「大阪ふれあいの水辺」、担当者も変わり新年度最初の整備検討ワークショップ。

 昨年度までの調査結果報告と違ってより具体的な計画が示され、夏ごろまでに下準備が終わり、秋ごろから色々と参加の呼びかけがある様で、またその経過連絡もされるとの事でようやく面白く成りそうです。

 

参加者も増えて新年度最初の整備検討会議。

資料。

主催者ご挨拶。


『大阪ふれあいの水辺』第3回整備検討ワークショップ

2016-02-20 11:30:53 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS
 大阪市内唯一の砂浜、「大阪ふれあいの水辺」下流側は砂浜を整備し、上流側はあまり人の手を加えず、「自然再生ゾーン」として位置づけ、自然環境保護を目的に整備、その自然再生ゾーンの整備検討今年度第3回目のワークショップ。

 前半、大阪府西大阪治水事務所水都再生課の行った水質や生物など、自然環境全般の調査資料を頂きその説明を受けますが、参加されてるメンバーは淀川で自然環境保全活動をされてる方が大半で、自然の水辺といえば葭原、干潟をイメージされ、都市型河川の事で地元の方がイメージされる四季の花が咲き乱れる水辺公園的なイメージとはかけ離れたもので、その辺りの不満を述べられる研究者の意見も毎回聞かれます。

 早いもので、私も最初から参加されてる方の半分弱、このワークショップに参加し始めて2年が過ぎましたが、水都再生課の調査結果をお聞きするたび着実に環境全般に向上が見られ、砂浜を整備する事で以前見られた生物が見られなくなった例はあるようですが、その逆も報告されていて、「自然再生ゾーン」に付いてはいっそこのまま何もしないでそのままにして置くのが最良ではないかと思えて来ます。

 今回、私と同じ趣旨かどうか分かりませんが、ここ以外大川から中之島にかけて自然に出来た干潟や浅瀬などにももっと目を向けたらどうか、との意見を専門家の方が出されていましたが、私も以前からまったく同意見なんです。

 2月20日、21日と2日間、京都伏見で大きなイベントが開催中で何時もに比べ参加が少なめです。

 

 

本日の資料。

第2回 大阪ふれあいの水辺・整備検討ワークショップ

2015-10-12 14:30:48 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS

 「大阪ふれあいの水辺・地引網で生き物調査」終了後、2013年12月一旦終了した「大阪ふれあいの水辺(砂浜)・ワークショップ」の再開です。

 前回は、大阪ふれあいの水辺の北側、「自然再生ゾーン」だけの「水辺の再生ワークショップ」でしたが、今回は「ふれあいの水辺(砂浜)」を含めた綜合的な「整備検討ワークショップ」と云う事で、少し範囲が広がります。


近畿中国森林管理局

テーブルワーク形式ではなく、フリートーク形式です。

事務方からこれまでの経過説明。


第3回 大阪ふれあいの水辺『自然再生ゾーン』ワークショップ

2014-03-01 17:20:11 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS
 大阪府西大阪治水事務所主催の、第3回大阪ふれあいの水辺「自然再生ゾーン」ワークショップに行って来ました。

 昨年12月の第2回に引き続き全3回のワークショップ、今回がまとめに成ります。

 次年度以降も同趣旨のワークショップは開く様なお話でしたが、それまでは今回遺したワークシートの内容がこの会議の意見に成りますので、表現方法など注意しながらのワークショップに成りました。

 クロベンケイガニなど水辺の環境保全がテーマのワークショップですが、地元の連合町会関係など一般の方が入ると水辺の自然再生にもかかわらず、花壇の設置など一般公園と勘違いした提案が飛び出し方向性を失いかねませんが、葦原の再生やその葦原の冬枯れの殺風景さなど水辺の四季の変化も求め、生物が生息可能な環境整備の方向性を出せた様に思います。


会場の近畿中国森林管理局・こもれび。元は食堂が営業して居ました。


参加者全体でまとめの共有。

 前回各班のワークシートと本日のたたき台に成りますこれまでの纏めシート。

本日の資料シート。これは前回の私の班のシート。


これまでの纏めに、今日出た修正点を書き込みました。

今日の意見。水辺の再生なので、くれぐれも花壇の設置など無い様に。

第2回 大阪ふれあいの水辺『自然再生ゾーン』ワークショップ

2013-12-22 14:06:38 | 大阪ふれあいの水辺整備検討WS
 11月の藤田邸跡公園で開かれた、都島区の「毛馬・桜ノ宮、京橋の活性化調査」報告会での、「毛馬・桜之宮」の調査報告内容が余り自然環境に配慮した内容と云えず、少し心配に成り大阪府西大阪治水事務所水都再生課が主催で開かれている「大阪ふれあいの水辺 “自然再生ゾーン” ワークショップ」に参加して見る事にしました。

 「源八橋貯木場跡」を改修、「大阪ふれあいの水辺」整備時にもこの地に生息するクロベンケイガニなど希少水生生物への影響アセスメントが行われて、その流れをくむワークショップに成る様です。

 参加して見ての感想は、地元地域の参加者以外で専門家的な立場で参加されている方のほとんどが顔見知りで、第1回から参加すれば良かったな~という事で、次回は来年2月頃の予定だそうですが、楽しみな会議が一つ増えました。


源八橋から貯木場跡。


 向こう側が大阪ふれあいの水辺(砂浜)、手前が本ワークショップのテーマ「自然再生ゾーン」。

これまで川の活動で知り合った専門家の方が多く居られました。


本日の資料。第1回WSの纏め。

現地見学。

「大阪ふれあいの水辺(砂浜)」から「自然再生ゾーン」、都心の真ん中、ビルに囲まれた貴重な自然空間。正面は「源八橋」。

メタセコイヤの並木。


源八橋を挟んでクロベンケイガニの生息域。

川底に溜まったヘドロの状態などの説明を受けます。

左から大川の水が流れ込んでいて、水流が形成されています。

貯木場跡「自然再生ゾーン」の北端からJR環状線鉄橋。

大阪ふれあいの水辺(砂浜))、よく利用されている様です。

大阪ふれあいの水辺と自然再生ゾーンの境。

毛馬桜之宮公園河川敷遊歩道からの案内です。

 だれが画いたか不明で、一応落書きの類に成る様です。しかし便利に利用されていまして・・・、どうなんでしょうか!

源八橋から北側。


大川からの流入口。

現地見学の経過を取り入れブレスト。

各チームの発表。