自然にみちた水辺づくりプロジェクト

自然にみちた水辺保全の活動を記録するブログ

イタセンパラシンポジウム ~その保全に命をかけた木村英造氏の功績を記念して~

2016-11-26 15:00:27 | 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク

 

 「財団法人 淡水魚保護協会」の設立や、1970年代初頭よりイタセンパラに注目され淀川のシンボルフィッシュとしてイタセンパラの天然記念物指定と生息環境保全など淡水魚保護に尽力され、今年の3月14日に逝去された木村英造さんの功績を称えるためのシンポジウム。

 冒頭のご挨拶で今回の実行委員のお一人 綾先生から「いるとうるさくて困る。しかし、いなくなるともっと困る。そういう人間でありたいと願ってきた。」との生前の木村英造さんのお言葉が紹介され、私はお会いしたことは有りませんが、今とは180度違うと云っても良い昭和時代の河川行政を向こうに回し、奮闘された当時の姿を彷彿と想像させます。

 趣旨説明の後、淀川イタセンパラ保全の現状や行政の対応などの報告が続きました。

 

受付は、いつもイタセンネットの保全活動で見かける大阪工業大学の学生諸君が対応。 

会場はギッシリ満席。大阪近辺の淡水魚関係の研究者や、河川行政のお役人が揃ってます。

本日の資料。

窓の外は、城北ワンドが一望に望めます。

1970年代の半ばから1990年代初頭にかけて発行されていた「財団法人 淡水魚保護協会」 機関誌の数々。


イタセンネット城北定例活動

2016-11-20 09:02:46 | 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク

 

 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)本年最後の城北ワンドでの環境保全活動、再開は水温が上がり二枚貝に産み付けられたイタセンパラの卵が孵りだす来年の4月からに成ります。

 最終日もイタセンパラ1匹が確認され、夏以降の大漁と相まって確認数はこれまでと比べて一番多い年に成った様で、来年以降も確認されれば第五世代と云う事に成ります。

イタセンのメンバーは淀川に行けば何時でも見かける事は出来ますが、イタセン活動は取りあえず来年4月まで暫しのお別れです。


イタセンネット環境保全活動 朝のご挨拶。
 
スーパームーンの影響か、淀川水系は水位の高い日が続いています。
 
 
 
菅原城北大橋。
 
こちらはヒシ退治に船出です。
 
この日確認されたイタセンパラ。光が当たると微かにピンク色が残ってます。
 
 
こちらは外来種。
 
大阪産大生のイタセンメンバーが今日確認された水生生物の解説中。