自然にみちた水辺づくりプロジェクト

自然にみちた水辺保全の活動を記録するブログ

平成ワンドを見てみよう!

2012-11-04 13:01:39 | 生物多様性
 「平成ワンドを見て見よう!」です。

 国交省・河川レンジャーさんの講座です。

 レンジャーさんが、活動の拠点を置いて居られる東淀川区の淀川右岸・再生ワンドの観察会ですが、左岸・旭区側のワンド群と違い外来植物や外来生物で非常に荒れた状態に成っているそうです。

 再生ワンドで有っても維持管理が非常に大切である事がよく認識された観察会に成りました。

 

集合地点の菅原城北大橋北岸に向かう途中の旭区城北公園で「あさひ菊まつり」が開催中でした。


ステージでは、フラダンスの演舞です。

淀川左岸ワンド群。

菅原城北大橋。 何時見ても優美な橋です。

河川レンジャーさんのご挨拶。

 まず菅原城北大橋橋上から、平成ワンド、淀川左岸河川敷の観察を行います。

 

左の連絡路を登って行きます。

淀川左岸。

淀川左岸上流側河川敷。 手前は豊里大橋、これも優美な橋の一つです。

 淀川左岸河川敷には第2次大戦中の爆撃跡とされるこの様な池が多数存在します。

 

 処で、一見すると非常にカラフルで明媚な景観ですが、アゾラやウォーターレタスなどの繁茂で、良く管理された左岸とはかなり違った景観に成っています。

 

河川敷に存在する通称「爆弾池」と云われる「タマリ」群。

9月の漕船体験、突然の豪雨で中止に成ったその時の神戸大漕艇部の「エイト」でしょうか。

予め前日にスタッフと採取されていた、標本です。 白い箱の上は河川敷の葦など。

発泡スチロール箱の仲、同じく前日採取されていた水生植物、外来植物のオンパレード。

通称ジャンボタニシ、スクミリンゴガイと赤い塊が卵。

アメリカザリガニなど、外来生物の宝庫に立って居るそうです。

と云う事で、実際に淀川右岸河川敷まで下りて「平成ワンド」の観察に向かいます。

河川敷道の路傍に佇む「不動明王」。 交通安全祈願だそうです。

秋枯れの河川敷を平成ワンドに向かいます。

平成再生ワンドに到着。

河川レンジャーさんの「平成再生ワンド」解説。

「アオサギ」と左下の方に「バン」。 何方も留鳥です。

 ワンド再生を請け負った施工会社が、ワンドその物の理解に乏しく、石材を多用するなど箱庭的な景観ですが、それもワンドが荒れた一因と云われています。

ワンド周辺に石道が続きます。


観察場所を移動。

夕暮れの「淀川再生ワンド」。

 しかし、左岸旭区側に比べゴミなども多く、東淀川区の地域活動に期待する処です。

ワンド中央に石道が突き出しています。


バンの群れが、カラスに驚いて一斉に飛び立ちます。

右に「ハシボソカラス」左の2羽は「バン」。

帰り道河川敷の「コスモス」。 これも、本来は淀川河川敷の植生では在りません。

 河川敷は、基本的には氾濫時の流木などの被害を防ぐため適時伐採されますが、本来この様な乾燥した植生も、淀川河川敷の植生では有りません。

河川敷の植生。


 この後有志で、今回の見学会に協力を頂いた東淀川区のNPO法人主催の、淀川で採取された外来生物などを食材にしたバーべキュー大会に向いましたが、私は別件で取り敢えず自宅に戻りました。

見学会も終了の時間に成りました。