痛み止めで押さえてまで千葉へ行ったのは、
初めての全国マヤ暦アドバイザー研修会に
参加するためだった。
なんとなく面白そうだから……と
軽い気持ちで始めたマヤ暦が
まさかこんなに人生の大きな位置を
占めるようになるなんて、
思いもしなかった。
アドバイザーになろうとも思っていなかった。
ただただ学ぶのが面白くて、
習ったことは本当かどうか確かめたくて、
出会う人みんなに誕生日を聞いていった。
聞いた以上は、伝えないと悪いから、
「こんな風な紋章ですけど……
そうなんですか？」
と聞くと、みんなどうしてわかるの？と
不思議そうに言う。
面白いのは、自分のことはピンとこない人が多く、
家族や友人のことを言われたら、
「そうそう、そうなの！」
と身を乗り出してくる人が多かった。
私自身もそうだった。
案外自分のことはわからないものだ。
そんな風に趣味の延長線上で始めたマヤ暦だから、
その集まりにこんな状態で参加するのは、
どうなのだろうと思う気持ちと、
いやいや、これから本気でやって行くために、
全体を見ておかなければ！！
という２つの思いが戦い続けた。
が、行くことに決定！
成田空港に降りられないかもしれないと
言われていた飛行機が、
無事に着陸した時には、
ああ、やっぱり宇宙は応援してくれている！
と喜んだが、
それはぬか喜びだった。
なんとその時の大雨で千葉県のあちこちで冠水し、
高速バスは全便運休、
列車もほとんど動かず、
一路線のみ動いている状態だった。
ついた時点では状況がわからず、
長い列の並ぶのも嫌だったから、
そのうちにどうにかなるだろうと
ベンチの席を１つ確保し、
のんびり構えていた。
のんびりというより、本当は腰が痛くて、
並ぶ気になれなかった。
そのうちに天候が回復したようで、
上空で待機していた国際便が
どんどん到着してくる。
みるみるうちにフロアーは人で溢れてきた。
途中一度、意を決して席を立って、
下のフロアに降りてみたが、
最後尾がどこかわからない列が
ぐるぐる蛇のようにうねっていた。
誰に聞いたらいいのかもわからず、
諦めて、また上のフロアで
開いている椅子を見つけて座った。
元気な状態なら、
何時間でも並ぶことができるが、
この時は「黄色い戦士」と言えども戦えなかった。
満身創痍の「黄色い戦士」
10月の終わりだから、
床に座るのも腰痛にはよくない。
この椅子は何が何としても守りきらねば！
幸いカバンの中にみかんがあったから、
それで飢えをしのいだ。
もしかすると、このままここで
夜を明かさないといけないかも……。
そう覚悟を決めると、
気が楽になってまわりを見回すと、
座っている人たちは
みんな以外と落ち着いた感じだった。
隣のご夫婦は、ニコニコしながら、
外国人カップルと食べ物を分け合っていた。
私も隣の席の中年の男性と話すようになって、
荷物の番をしてもらいながら、
トイレに行ったり、
下の状況を確認しに行ったりした。
旅は道連れ、世は情けとはよく言ったものだ。
私のキンナンバーk256は
・起こることを正直に受け止める
・タイミングの大切さ
・チャンスが来たら大胆に行動
・想像もしないところに運が開ける
というナンバーだから、
ピンときたら動いた方がいい。
何度目かに見に行った時、
なんとなく今かもしれないと思った。
下に降りて列に並ぼうとした時、
ある駅員さんが
「カードを持っている人はこちらに」
と行っているのが聞こえた。
聞くと、スイカを持っている人は、
並ばずに直接駅構内に入っていいという。
なんて、ラッキー！！
それから、構内でも
列車が来るまで1時間近く待ったが、
来るかこないかわからないというのと、
待てば来ると思うのとでは、
待っている間の気持ちは全然違う。
天候が悪くなったのは誰のせいでもない。
ましてや、こんな状況でも
列車を動かしてくれている鉄道会社の方々には、
感謝しかない。
それでも、たまに苛立ちを
警備の方や案内してくれている方に
ぶつけている人もいた。
その一方で、動かない列に
黙って並んでいる人もいた。
同じ状況の中で、人の反応は
こんなに違うものなんだと
目の当たりにした。
物事に幸も不幸もなく、
それをどう受け止めるかは、
その人次第だと言われているが、
果たして自分はどうだったのだろう。
幸い、「こんなことなら、
こなければよかった。」とは、
思わなかった。
このことから、何を学べるのだろうと
思える自分が嬉しかった。
そんな風に成長させてくれたマヤ暦にも感謝した。
やっときた電車は、千葉行きの普通列車。
みんな荷物が多いから、
満員電車並みに身動きが取れない中、
エアコンの効いた寒い車内で
だんだん寒くなってきた。
妹が持ってきてくれたコートを羽織って、
みんなに迷惑をかけながらも、
何とかここまでこれたことを思うと、
ありがたかった。
腰は痛いが、何とか痛み止めを追加して
持ちこたえることができた。
千葉市内のカプセルホテルについたのは
真夜中だった。
後で知ったが、その夜は3000;人が
空港内で夜を明かしたらしい。
今、振り返れば、面白い体験だ。
あの時は、このまま動けなくなったらどうしよう
という未来への不安まで
くっついてきたから、
痛みも倍に感じた。
この日は、K105赤い蛇・赤い蛇・音1
「黄色い戦士」の神秘キンの「赤い蛇」
確かに刺激的な日だった。
今はもうこんな3密状態は、ありえない。
これはこれで、貴重な体験。
「黄色い戦士」のテーマは“挑戦”だから、
いろんなことを人生の中に
自分で盛り込んできたのだろう。
自分で決めてきたなら、しょうがない。
しっかり味わっていくことにしよう。
2019年10月25日の振り返りがやっと終了。
お付き合いありがとうございました。
そして、2020年9月8日、
「台風も怖いけど、
予告もなく起きる地震の方が怖いね。」
なんて娘と話していたら、
12時頃、震度2の地震が😅
思考が現実化するスピードが早いから、
プラスの思い込みを大切にしよう。
☘️9月9日(水)☘️〜マリマヤ便り〜
k164 黄色い種・赤い地球・音8
関心が外に向かって開かれる日。
自分の殻に閉じこもりがちな時は、
思い切って飛び出そう。
遠慮が美徳とは限らない。
時には、自分の思いや考えを
はっきり言ってみよう。
K161〜164
外に向かうより、まずは内部を固める時。
外に向かいたいエネルギーが強くなるが、
まず家族や自分の本業を大切にしよう。
中が安定して初めて、よい仕事ができる。
