「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成さん📖

裏。

<ストーリー>
成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った波多野祥吾は、他の5人の学生と共に1ヶ月で最高のチームを作り上げるという課題に挑む。
上手くいけば6人全員に内定が出るというので、交流を深める。
だが突如「6人の中から1人だけ内定者を選ぶ」という形に変更される。
戸惑う6人だが、内定をかけた議論が進む。
議論が進む中、6通の封筒が発見され、個人名が書かれた1枚の封筒を開けると「◯◯は人殺し」という告発文が入っていた。
6人の嘘とは何か?犯人の目的とは??
題名通り「六人の嘘つきな大学生」というのが、徐々に明らかになり、驚きの結末が待ってます!
面白かったです😄
就活学生って、皆同じ黒のスーツに白シャツ、髪の色も真っ黒で、その時点で個性を消した嘘。
企業側だって、会社の良い部分しか見せないし、不都合な部分はうまく隠し嘘をつく。
誰が良い人で悪い人かなんてのは曖昧で、「募金をしたから良い人」「ゴミを捨てたから悪い人」「人助けをしたから良い人」「嘘をついたから悪い人」なんてのも、その人の一部分でしかない。
見る角度や人によって、印象も大きく変わる。
そういうことがうまいこと組み込まれている作品で、人を見抜く力みたいなのも試されます。
気になった方は読んでみてください😉📖
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