第22回Goodシネマ予告
☆ブラックボード 時代と戦った教師たち
第一夜軍国主義「未来」
時は、第二次世界大戦終戦直後の1947年が舞台。1944年 - 1947年 戦前 - 戦中の国民学校令から戦後、GHQの占領下で民主化が進み、学校教育年数は、6・3・3・4制へと学校制度が変遷していく。
戦地から復員した大田区立都中学校の教師白濱正平(演:櫻井翔)は、戦前に生徒たちに教えた日本は戦争に勝つ事でしか「未來」はないと教え、教え子たちを戦場へ送り込んだ。
自身も出征し、戦場で右手を失って終戦を迎える。終戦後、アメリカに敗北した日本での教育は様変わりする。
白濱は戦争のために学友たちと死別し、心身に傷を負ったかつての教え子たちに責められる。
白濱は自殺を図ろうとするまで思い悩むが、自身の罪と向き合うために再度同窓会を開く。
白濱は同窓会の席で、戦場で教え子たちと年の変わらない敵兵を命乞いされたにもかかわらず殺したこと、
それによる罪の意識に苛まれていたことなどを話し、生徒たちを戦争に向かわせた自分の教育は間違いであったとした。
そして、教職を退くことよりも、自分の無様な姿をさらして教壇に立ち続けることこそ贖罪であるといい、生徒たちに新しい教育を授けることを誓った。
白濱はその後戦地での傷が元で35歳で亡くなり、彼を尊敬していた教え子の後藤明は成人ののち教師となった。
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