『陽当たりまぁまぁ』

事実に惹かれ、事実に学ぶ

「パイプに学ぶ」

2010年07月24日 | そこの細道
今週、マンションを囲んでた足場が遂に解体された。

組み立てる時もそうだったけど、何人かで声を掛け合ってするじゃん。

ものすごい数のパイプを、1本ごとに声掛け合って、

その重いパイプがどこかしこに当たってそらうるさかったで。


最終的には形に残らない、でも目的を達成するためにものすご大切なものを、

みんなで組み立ててみんなで崩してた。


わしは昔から、形に残るものにものすご心を捕われとった。

だからパイプのように働いてる人に対して、

(どうしてそのままでいられるんだろ。わしには耐えられへん)

と不思議に思ったもんよ。

でも人それぞれ考え方も感じ方の違いもあるからの。

わしにとっては考えられへんことが、相手にとっては気が楽で選んでることかもしれん。

わしの方が自己顕示欲が強いからかもしれん。


年や経験を重ねて、見えるものがすべてじゃないことに気がつく。

見えないところの踏ん張りが、見えるところにつながることに気がつく。


人は一人では生きて行けないから、
目に見えないパイプはどこかしこに存在してるのだ
コメント (2)
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