風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

15年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

HHVとLHV

2019年01月10日 | スイッチング数推移など

 panasonicのエネファームカタログに一次エネルギー利用効率が85.8%(電気に35.2%、湯沸に50.6%)と書かれています。その算出基準はHHV(高位発熱量)となっています。

 HHV(高位発熱量)とは何ぞや?と検索すると、

「ガスが燃焼することによって水分が発生し、その蒸発潜熱をふくんだものがHHVで、含まないものはLHVという定義を教えてもらいました。
 HHVもLHVも、一番使われるのは「効率」の計算のときです。 つまり、発熱量に対する熱出力が効率になるので、このときの分母としてHHVを使用するか、LHVを使用するかで、同じ機械なのに効率が変わってしまいます。ですので、だいたい業界ごとにどちらを使うのかが慣例的に決められており、多くの場合はLHVで計算します。ですので、機械によってはボイラー効率が100%を超える機械もありますが、これは潜熱まで使用しているからで、科学技術的にはHHVで計算すべきところ、ほかの機械との比較上、LHVで計算しているからです。
  もう少し詳しく話すと、「蒸発潜熱」を使わないと言うことは、排気ガスが「乾いている」ということです。「蒸発潜熱」を使うと言うことは、排気ガスが「湿り」ます。つまり、排気ガスの温度が下がりすぎて、排気ガス中の水蒸気が水(結露水)になるのです。以前は、結露水は二酸化炭素を吸って酸性となるため、ここまで熱を使うことは煙突や排気ガス管を痛めるために「よくない」とされてきましたが、最近は結露水を化学処理するなどしてここまで使う機器も出始めています。2011/10/22付け教えて!goo No.1ベストアンサー「HHVとLHVの使い方」より

 どうやらHHVを基準にすると排気に含まれる蒸発潜熱まで発熱量に含めるので分母が大きくなり熱効率が低めに計算されて85.8%と言う数字になるようです。HHVやLHVと言うのは学校の化学の授業で習ったかも知れませんが全く記憶がありません。
 ちなみにLHV(低位発熱量)、つまり排気に含まれる熱量を無視する基準にするとエネファームの熱効率は95%に跳ね上がって39%が発電に使われ56%が湯沸しに使われると言う事になるようです。
 排熱を無視していい数字を出してもごまかしに過ぎず、panasonicエネファームがあえて数値が低めに出るHHV基準でエネルギー効率を表示しているのは良心的だと思います。

HIT(4.2kW)の発電データ
1月9日(水)晴れ
太陽光発電量      22.6kWh 
エネファーム発電量(おまかせ) 5.9kWh
W発電量        28.5kWh
売電量           20.7kWh
買電量          2.7kWh
W発電自給率     274.0%
W発電設備利用率      24.2%
日照時間           9.1h
連系以来   3436日(9年149日)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする