風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

15年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

やはり金食い虫

2019年08月12日 | スイッチング数推移など

「東京電力福島第一原発事故後の原発の安全対策費が、電力11社の合計で5兆円を超えることが朝日新聞の調べでわかった。建設が遅れているテロ対策施設の費用は、当初の想定の2~5倍に膨らんでいる。まだ織り込めていない原発も多く、安全対策費が今後さらに増えるのは確実だ。電源別で原発の発電コストを「最安」とした政府の評価の前提が揺らぎつつある。

 朝日新聞は2013年から、新規制基準で義務づけられた地震や津波、火災、過酷事故などの対策にかかる費用の最新の見積額を電力各社に尋ね、集計してきた。建設中を含めて原発をもつ11社の今年7月時点の総額は、少なくとも5兆744億円となり、1年前より約6600億円増えた。(中略) 
 政府は15年に、30年時点の電源別の発電コストを検証。原発は1キロワット時あたり「10・3円以上」で、水力(11・0円)や石炭火力(12・9円)より安いと評価した。この際、安全対策費は1基約1千億円と想定し、1千億円増えれば0・6円高くなるとして算出している。安全対策費の増大は、原発を発電コストの安い重要な安定電源と位置づけてきたエネルギー政策にも影響を及ぼす可能性がある。
(中略)
 テロ対策施設をめぐっては、関西、四国、九州の3電力が4月、6原発12基で設置期限より1~2・5年遅れる見通しを示して規制委に「配慮」を求めたが、規制委は期限に間に合わなければ運転停止を命じる方針を決めた。新基準や規制委と向き合う姿勢の甘さが、費用の増大と工期の長期化に加え、原発の運転停止まで招いたことになる。(川田俊男、福地慶太郎)「8/12 5:00付け朝日新聞電子版「原発安全対策費、5兆円超に 政府の「最安」評価揺らぐ」」より

 見積もるたびに増大する原発の安全対策費用ですが、どうしても大きく見せたくない意識が働くなかでしぶしぶ現実を認めざるを得なくなった結果でしょうか。特にテロ対策施設は費用が大きいのでやりたくないと言う本音が見えます。規制委が「期限内に間に合わなければ運転停止を命じる」方針を決めた事で本当に原発は利益が出る電源なのかを企業として判断する時期に来ているようです。

HIT(4.2kW)の発電データ  
8月11日(日)曇り晴れ間
太陽光発電量       20.8kWh 
エネファーム発電量(おまかせ)   4.5kWh
W発電量           25.3kWh  
売電量          13.9kWh 
買電量         6.0kWh 
W発電自給率      144.6% 
W発電設備利用率     21.5% 
日照時間       11.4h
連系以来   3650日(9年363日)

10年目が近づいて来ました。

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