晩御飯の後片付けをしていると、娘が発砲トレーを手にして、「これ使っていい?」と聞いてきた。
普段から
思いついたように工作をやりだすことは度々なので、大して気にもとめず、「いいよ」と答えて 家事に戻る。
その後も 風呂に入ったり、寝る用意したりと一日の終わりを迎える頃、夫が帰宅。
娘は 夫が食事をするテーブルの向かいに座り、得意気に その工作物を披露した。
ぴょこんと大きく飛び跳ねる 白い物体!
「うわぁ おもしろいやん~」 と思わず歓声。
(裏に引っ掛けた輪ゴムに取り付けた四角い部分を一回転させてから 表側に向けて手を離すと飛び上がる仕組み)
夕方に NHK番組「つくってあそぼ」でやっていたと娘は説明してくれたのだが、ソレを完全に一人で作り上げたことに 私達 親は感心しきりだ。 4歳4ヶ月、それくらいは普通なのか?
キホン的に
チマチマと手を動かしていることは好きなようで、思いつくと ストローや 割り箸や 紙コップや 折り紙やと はさみでチョキチョキ、ペンで書き書き、セロハンテープペタペタと 工作している。 時々、意外なものを披露してくれたり。
まぁ ほとんどが なんてことないもので、作って二日程経つと忘れ去られて ごみ箱行き…。みたいな感じだ。
けれどいいのだ。意味なんてないのだ。
ものづくりって その工程を楽しむことが醍醐味だったりもする。
考えたり、手を動かしたり、そんなこと ひとつひとつが身体と頭と心に染みていくんだと思う。
もちろん成果も有りきだけれど。
そして
次の日。 娘はまたトレーを持ち出した。 見ると お面が家族4人分。女子にはまつげが。