何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

近頃は

2007年11月26日 | 日々のこと

冬が近づいてくる気配を感じながら、近辺の木々の葉も色づいて、山の彩りが美しいなぁ。と思うこの頃。

さて、‘ものづくり’にはなかなか手が付けられないまま。

ツワリ中に放っておいた家の中の片付けを、ちょこちょしているものの、やはり、ちょっと意欲的に動くと、身体が疲れやすくて、日々の家事・雑用をこなすだけでクタクタになっている。 

妊娠すると、どうしてこうも脳ミソ使うのがシンドイのだろう…単純なことしかあまりやりたくない…おまけに、食欲はあって美味しいものが食べたいのに、食事の支度が何とも面倒臭い! 普段は外食願望のない私も、「外食行こ行こ」ってな具合である。

そんなわけで、 脳ミソをフル回転の手仕事なんかは 妙に疲れるので、最近は少し時間が出来た時は を読んだりしている。

いつもは、少しでも時間が出来ると、コレ貴重な時間とばかりに、手や頭を動かしていることが多いので、 子供が産まれてからは ゆっくり自分の好きな本を読むことがほとんど無かった状態だった。 

せいぜいしばらくは こんな時期も楽しもう。 

まぁ 図書館に行くのも、 妊婦には 本は重たいし、 階段があるからベビーカーで娘が寝ている隙にという訳にもいかないし…、 で、なかなか大変&シンドイんやけど(^^)。 でもネット予約が出来るようになってホンマにかなり便利ですナ!

さて、

‘お産’については、結局、「助産所で」と決めた。

つい先日の病院検診にて、OK が出たので、次回の検診から‘毛利助産所’に通うことになった。 

病院は、やはり先日の検診時も めちゃ混みでとても忙しそうで、何だか落ち着かない雰囲気だった。「先生も疲れているだろうなぁ~」とこちらが気を遣ってしまったよ…。(まぁ一人の先生で全て診ているんだから仕方がない…。 その点、以前に通っていた産科は二人の先生でやっていたので、ゆったりしていたなぁと頷ける。) 

そんなことで、助産所に通うのも また楽しみだ。 エコーが見られなくなるのは寂しいけど。

無事にお産できるように 頑張らなくては!

 


助け合う

2007年11月14日 | 育児のあれこれ

私が育児について云々語る立場ではないのんだが、最近、ストン。と心に留め置いたことがある。

ずっと以前に、 いつものように公園で 母親達とおしゃべりしていて、 何となく印象に残っていた話があった。

ちょうど春から幼稚園の年少組に行き出した三歳の子の母親が、息子のお弁当についてアレコレと話をしていたのだが、 まず、お弁当箱やフォークを入れるケースを自分であけられるものを捜して購入することから始まり、いざ お弁当の中身も、フォークで刺して一口で食べられるようにしたり…と、  ちゃんと一人で食べられるのかがいつも心配だ、と。

私は 話を聞きながら、正直驚いた。 もちろん、自分の娘にも お弁当の中身を残さず食べるような工夫は してあげようとは思うけれど…   フォークで上手く刺せなくても お腹が空いてたら手づかみででも食べるやろうし、先生だって側に居るのに… そんな心配するものなのか?もしくはそんな心配をしなくちゃいけないような幼稚園の状況があるのか?……

で、三ヶ月程前だったか、新聞の「声」という一般投書欄に掲載された文に心を留めた。

うろ覚えだが 簡単にまとめると、

その方の三人目の子供が、自然で思いっきり遊ぶ事を主体にしている保育園に行っている、と。その方の上の子は普通の幼稚園に通わせていたので、その時のように、お弁当を子供が出し入れしやすいように巾着に入れて持たせていたら、ソコの園長先生に、「お弁当は風呂敷に包んで欲しい。その方が手先が器用になる。出来なくても、出来る大きな子達が手伝うからモンダイない。」と言われ、とても感激した。  ってな内容。だったかと。

私はコレを読んで、「おぉ~っ」と 心の中に、ある考えが落ち着いた。

つい、「他人に迷惑を掛けないよう、 自分のことは自分で出来るように。」と考えがちやけど、

それよりも、

困っているときに 「手伝って」と言えること の方が大切なんじゃないかって。

そして、ソノ手伝ってもらった経験があると、今度は 困っている子に手を貸してあげる気持ち も自然と生まれてくるだろう。 

大人になってからの 気遣い合う心や 助け合う精神も、そんなトコロからも育まれていくんじゃなかろうか。 (もちろん、親の行動が一番影響が大きいとは思うけど!)

なので、そんなことを思いついてからは、

娘に 「困った時は友達や先生に手伝って~って言いやぁ。出来へん子がいたら手伝ってあげやぁ。」ってな事を話してみたり(^^)。(娘が通っている保育園の一時保育はタテ割なので、大きい子小さい子、様々やし解りやすい。) 娘は外でちゃんと気持ちを主張しない性格なので、特にね。

やはり「自分のことは自分で」を気にしてばかりの世の中は ギスギスして冷たくなるんじゃぁないのかなぁ。

私は、幼い頃から甘えることを我慢していた性格やからか、 ずっと、上手に他人に頼ることが出来なかった。 そんな時期は やはり他人にも厳しかったなぁと 思う。 30代頃から なぁんか肩の力が抜け出して、他人に甘える事はそんなに恥ずかしい事じゃないと考えるようになってからは、 自分も楽になったし、他人に対しても随分と優しくなったような気がする。

もちろん、

何かを一人でやり遂げる精神を育むことは大切!それはソレでまた別物である。


‘お産’を選ぶ

2007年11月01日 | 育児のあれこれ

いま住んでいる神戸市東灘区界隈は、子供の数も多く、産科もたくさんあるので、比較的 自分の好みにあった‘お産’を選ぶことが出来るだろう。

私の‘お産’に対する基本的な考えは、あるTV番組に大きな影響を受けたと言える。 

それは、吉村医院 http://www.ubushiro.jp/ のドキュメント。

ちょうど、そろそろ子供が欲しいなぁと思い始めていた30歳頃に、夫と共に、たまたま何気なく番組を観たのだが、 お産というもの自体、映画やドラマのフィクションのもののイメージしか無かった私にとって、リアルなお産をハッキリ認識した衝撃的とも言える内容だった!  お産をするのは妊婦自身。家事や歩くコトで身体をどんどん動かす。自然に任せる。……

言葉にし難いのだが、 おそらく 私の‘お産’に対する考え方の‘核’になったと言えるだろう。

自分が妊娠して、 いざ‘お産’を考えた時に、当然 浮かんだイメージは、この番組でみた‘自然分娩’。

当時は京都に住んでいたのだが、神戸への転居が決まり、ちょうど近くに有名な助産所があることを母から聞いて知ったので、 夫と足を運んで かつ色々と検討し「助産所で出産したい」と決心した。

実際、 妊婦検診で 毛利助産所に通い始めて、本当に良い時間を過ごさせてもらったと思わずにはいられない。

毎回、30分以上も掛けての検診と問診。 

お産が楽になる為の体操指導や食事のアドバイスだけでなく、 初めての妊娠での不安や体調不良など、親身になって話を聞き励まし、対策を考えてくれる。  時に、マッサージをしてくれたり、冷え防止のお灸をしてくれたり… とにかく挙げるとキリがないのだが、

何と言っても大きなこと、

ソレは ‘自覚’を 自然と得たことではないかと思う。

「自分で産む」という自覚。  「産ませてもらう」ではなく。

まぁそんな大層なことでなくても、

妊婦検診に行くと、 待合部屋でコタツに入りながら、暖かい柿の葉茶を飲んでぬくぬくしておると、「予定日いつですかぁ」などと、妊婦同士や 研修に来ている助産師の卵サンと、自然とおしゃべりも弾む。 暖かい空気がいつも助産所には流れているので、何ともリラックスした気持ちになれるのだ。 

結局は、お産リスクの高い可能性があるとのことで、36週で、病院出産に切り替えることを選んだのだが、 ソレまでに助産所で得たことは本当に大きくて、ずっと今でも通常の生活に活きている。

で、その時は、 幸い 近所のフリースタイル分娩を扱っている個人病院で、助産師も心遣いのある とても安産で良いお産が出来たし、産後スグのケアも含めて 満足している。

さて、今回のお産はどうしようか。

とにかく 「分娩台」出産が絶対に私は嫌なので、産科選びは限られてしまう。 人気の産科はスグに分娩予約がいっぱいになってしまうので、悠長に考えてはいられないのだ。 前回のこともあって、夫は 助産所出産に心配のようだったので、とりあえずは、一ヶ月程前に個人病院に分娩予約を入れた。(前回お産した産科は少し変化があったので、別のトコロに。)

が、ツワリも落ち着いて 心身が楽になってくると、 助産所への想いが、またニョキニョキ湧いてきてしまっている。

まだ 検診で数回、その産科に通っただけだが、「あぁ~助産所の空気が恋しい…」って感じなのだ(^^)。  おまけに、最近に助産所で出産した友人のオススメ度はもちろん高しっ!なので、ちょっと検討し直したいなぁと思っておるところである。