大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

レッスン風景 2/15編

2018年03月15日 | レッスン
マニフィカ カンタービレ声楽教室



今日はM・Sさんのレッスンのことを書きたいと思います。

当教室は大阪にありますが、遠路はるばる鳥取から来て下さっています。

今では毎回、遠路はるばる来て下さって有り難いことだなと思っていますが、

初めて来て下さった折に、当然ですが遠方なので月に一回のぺースで通いたいとお聞きし、

お断りした方がいいのではと思う気持ちもありました。



その理由は、彼女は大学で勉強されていましたが、お声をお聴きしたところ発声を変えていく必要をとても感じたからです。

テクニックは新しく学ぶよりも、元あったものを違うのもに変える方が難しく、

特に大学などで専門的に勉強された方の方が時間がかかるように思います。

なぜならそれだけ気持ちをこめて、時間をかけて体に沁み込ませてきたものだからです。

これは本当に悲しいことなのですが、大好きで大好きで真面目に勉強した方ほど癖とバイバイするのは大変です。



そういった傾向が彼女にもありましたので、月一回ということに私でお役に立てるのかと躊躇をしましたが、

Mさんもまた熱心な方で、毎回レッスンを録音しては何度も聞いて下さっているのだと思います、

次のレッスンまでに前回言われたことを試行錯誤しては次回のレッスンに備えて下さっています。

月一でも成長してきた彼女は大変な努力をいつもして下さっているのだろうと思っています。



さて、そんな彼女はレッスンで私と発表会の映像を見たいと言ってくれていましたので、今日は一緒にビデオを見ました。

それにしてもビデオって自分の知らない自分が映っているものですね。

一緒に見て、ここをこうした方がいいよ、とお互いに客観的でいられる状態でお話できたのはとても良かったです。



それとMさんが仰るには、自分が思っているよりも動きが大きかったという風なこともあったようです。

思っているのと違うことってありますよね。

これはMさんのことではありませんが、例えばレッスン中に「〇〇をして下さい。」という風に言った時に、「もうやっています。」と生徒さんから返事を返されたことがあります。

お察しがよい方はお分かりになるかな?

そうなんです、「やっている」と思っていても、「やっているつもり」になっていることがあります。

こういうのはビデオで撮ればばっちり映っています。



話が反れてしまいました。

そうした発表会の映像を見た後で、発声練習をしました。

おそらく映像を見てご自身で気が付いた点も多かったからだと思うのですが、今日の発声練習で出せた声に私は大変満足しました。

ご自身ではいつもと違う感覚も感じられ、声もいつもより大きな声が(勝手に)出たような気がするという風に言って下さっていましたが、

おそらくご自身で感じている以上に今までと全く違ういい声で、いい声に進んで行く状態で声が出せていたと思います。

ご自身では気が付いてらっしゃらないかもしれないけど、今日は新しい扉を開いてますよ。

体と声が繋がった声とでもいいましょうか、また次回も同じようなアプローチで体に沁み込むようにレッスンができればいいなと思っています。

何度も録音を聴いてみて下さいね。



ブログに生徒さんのレッスンのことを書くようになってから、読んで下さった生徒さんから良かったとお声を掛けて頂くことがあります。

どれくらい書いていいのかなと模索しながらでしたが、こうして文字になって改めて伝わることもあるのかなと嬉しく思っています。

皆さん其々の最高の声というのが聴けたらいいなと思っています♪




大阪・京橋 カンタービレ声楽教室
ホームページはこちら♪

ただ今新規生徒さまを募集中です!!

お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする