マニフィカ カンタービレ声楽教室
日差しが随分と春めいてきた割りに肌寒い毎日ですね。
さて今日は、自分が歌う時もですが、レッスンをする中でこういうことを考えて「伸びやかな声」に到達しようとしているよ、という話を書いてみたいと思います。
なぜこの話をしようと思ったかというと、ここのところ少々お疲れモードの生徒さんがたまたま多かったことからです。
ここを見て下さっているのは当教室の生徒さんだけではないだろうと思いますので、今日は一般的にこういう考え方があったら少しは役に立つんじゃないかなということを書きたいと思います。
本題に入る前に前置きからいきます。
カンタービレ教室を開校するときに、自分と同じような悩みを持つ人がいなくなったらいいな、趣味だからとか専門的に勉強するとか関係なく、歌いたい人や求める人がしっかりしたテクニックを学べる場を設けたいと思ったからでした。
そんな中、ある生徒さんと出会います。
大変熱心な方で本業はピアニストさんですが、歌も声もよくて当教室にいらっしゃった時点でオペラアリアを歌っていらっしゃいました。
ただまだ不便さを伴った状態であり、もっとよくなる部分がありました。
そうして私も楽しくレッスンをさせて頂いていましたが、ある疑問が自分の中に浮かび上がってきました。
「この方は私の言うことはしっかり頭で理解しているし実行しようとしているけど、なんでできないんだろう?」
(分かっている風だけどまだわかっていないのと、分かっているのにできないという違いは教えている側からすると結構分かります。)
ここからでしたよね、体に向き合おうと積極的に思うようになったのは。
技術的なことを受け止められる体という考え方が必要だと思いました。
さて、本題です。
「歌は体が楽器だ」という言葉は使いつくされたかのようによく使われますが、さてその言葉の通りに体に向きあっているでしょうか?
確かに歌うこと自体が楽しいので「歌う為に更に準備って面倒だ」なんて思う方もいるかもしれませんが、ちょっとしたスポーツをする時でさえ準備運動なり軽くアップしたりしますよね。
そして動きにくいところがあれば多めに動かしてみたりすると思います。
準備運動をしておくと、動きがよくなって更にすのスポーツをするのが楽しくならないでしょうか?
もちろん体のことは長期的に見なければならないことと短期的、その日その日の状態としてみることと分けなければならないことはありますが、それはさておき、歌う時にももう少しそういった意識を持ってみるのもいいのではないでしょうか。
という訳で、レッスンではその日来て下さった生徒さんの状態をみて運動だったり、ちょっとほぐしてみたり、姿勢を確認してみたり、まずは体がよいパフォーマンスができる状態であるかを見ていきます。
体の準備、そして技術を身に着けることを考えますが、逆に技術を身に着けたことで体を良く保つことができる、しんどくなり過ぎない体になればいいな、などと思います。
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