宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
(リンクフリー)

短 信(二十七)

2011-02-21 08:58:51 | 祈り
 お手紙拝見致しました。息子さんのこと、
さぞ、ご心配だろうと思います。親で
あれば、誰しも、子どもの幸せを願わない
親はありません。
 特に、自分のいのちにかえても、と
おもうのが、母の愛で、お手紙を拝見
しながら、私は、私の修行時代に、心配
そうにやせ切った私の姿をみつめ、何とか
して、私を、幸せに、平安にしてやりたい
という願いにみちた母の面ざしをおもいだし
ました。わからないながら、私の苦しみを
かわれるならとおもっていてくれた母の
愛が、私をここまで導いてくれたのだと
思っております。私はあなたの御手紙を拝見
しながら、母の愛と、その愛のはるかなる
光源に思いを馳せたのであります。
 母の愛、また、すべての愛の源は、神の愛
であります。神様は、一人一人を愛しみ、
いつくしんで、決してこれを捨てるという
ことがありません。あなたの息子さんも、
神様の大切な子どもなのであります。
 そこで申し上げますが、決して、言葉を
出しすぎないように、あたたかく、
息子さんを見守り、息子さんの天命を祈る
ということが、まず第一であります。
 子どもというものは、どんなにまごころが
出ているとわかっていても、自分の心を
どうしようもない時、はたから色々いわれ
ますと、つい反発してしまいがちになるもの
であります。御心配でしょうが、どうぞ
息子さんを生かしているいのちのすこやか
なることを信じ、また、息子さんを信頼
されて、ただ黙ってしずかに見守るように
なさってごらんなさい。しずかなこころから、
生まれるものは多いと思われます。
 そうして、すべての心の疲れを、
世界平和の祈りのなかに入れて、日々、
私をよんで下さい。かならず参りましょう。
 祈りは光、そしていのちであります。
 あなたもまた息子さんも、ともに永遠の
祈りであるこの世界平和の祈りのなかに
とけこまれる光でありいのちであります。
 どうかかたく立って、愛深く、御自分に、
息子さんに対して下さいますように。
            合 掌
              昌 久