私が庶民派の店で気に入っているのは、香港路・京城飯店。毎日文化センターの企画で、中華街を歩いて3回目。第1回は「一楽・ランチ」、第2回は「謝甜記弐号店・コース」を体験し、3回シリーズの最終回。今日は、路地の小さな店舗での「お任せコース」である。
1.点心①小籠包
2.オードブル5種盛り
①ピータン②蒸し鶏③軟骨④叉焼⑤野菜(胡瓜・キャベツ)
3.大海老のチリソース
4.海老フリッターのマヨネーズ合え
5.牛肉のオイスター炒め
6.点心②春巻き③唐揚げ
7.牡蠣のバーべーキューソース焼(鉄板)
8.スープ(フカヒレ・ナメコ入り)
9.五目おこげ
(10.炒飯)参加者食べられず提供を中止
11.デザート(杏仁豆腐)
の内容でした。
20130221 毎日文化・中華街
横浜市中区山下町
京城飯店
とにかく、奥さんに「2000円で可能な限りサービスして」とお願いしただけ。参加者は特に好き嫌いはなさそうなので、当日の奥さん(私はママといっている)の気持ち次第である。私も楽しみ。久々の京城飯店でのミニコースである。
2階の落ち着いた席を準備してくれていた。4人でゆったりと座れるテーブル。最近はベンチシートも作ったようである。①オードブルと②小籠包が一気に登場した。オードブルは、盛りつけはともかく4種。今日は飾り包丁の入った人参も添えられている。4種、十分な量である。
小籠包はやややせた物。ジューシーとは言い難いが、お腹を整えるのには十分である。お酒をたしなまないというメンバーではあるが、ここで「紹興酒」を注文。私だけと思い一番安い物を申し出れば、同じ価格で12年物をだすという(4000円が2000円になる)。そうなると他のメンバーも興味を示す、味見と言うことになった。満足するまろやかさのある紹興酒。
どうも今日は、料理2品が同時に出す方式らしい。続いて、③海老チリ④エビマヨが出された。そうか海老2種の料理を比較しろというらしい。これもなかなかの趣向。いずれも大海老を使っている大正海老だという。肉厚でおいしい。海老チリも辛さを抑えたもの。フリッター状に揚げられた、海老もマヨネーズと良く合う。2尾/人以上は準備してくれた。
続いて、⑤牛肉のオイスターソース炒め。中国キノコ、百合根なども入っている。ブロッコリーが彩りを添えている。薄味で構成してくれているのは私も含め、年齢が高いメンバーを配慮しているようである。このあたりで女性はお腹が満たされペースが落ちていた。
中休みに、揚げ物2品。⑥春巻き⑦唐揚げが登場。お茶も「ウーロン茶」「ジャスミン茶」を用意したので、呑みながら食べると口を整えられる。あっさりと揚げられているので、油が強くない。ぱりぱり。おいしい。肉の質も良好、当然薄味。
何か「ジュージュー」という音がしてきた。⑧牡蠣の鉄板焼きが登場した。牡蠣を揚げたものとタマネギ・人参・ニンニクの芽を炒めた物。オイスターソースで香辛料を利かしたこの店、得意の料理。季節柄、質の良い牡蠣を使っていた。なかなかおいしい。参加者も雰囲気を含め満足していた。庶民的な料理である。
スープが出された。どうもこのあたりで「炒飯」を考えていたようである。しかし、それは遠慮した(参加者お腹が満たされていた)。そうしたら⑨五目おこげを持ってきた。続いて出された鉄板。この店の場合熱々にされた鉄板にお焦げ、テーブルで合わされる。再びジューシーな音。海鮮は3種、野菜は4種はいり、肉は2種入っていた。具材だけでも五目は満たされていた。
最終的には、デザート「杏仁豆腐」が出され終了。量には十分満足していただいたと思う。その後、関帝廟・謝甜記・重慶飯店新館を巡り、横濱大世界を見学。だいぶお腹が満たされていたので、悟空でお茶と思ったが、丁度イベントをしていいて満席。店内を散策。紹興酒の安い店等をご案内して終了とした。
桜木町で帰り道寄りたいのは「ぴおシティ地下」、立ち飲みの殿堂のような空間がある。「はなみち」
今日は、キンバイでちょっと寄っていこうと思えば、屋号が違う「はなみち」となっている。いぶかしげに周遊すると店の雰囲気は以前のまま、働いている人も同じようである。そういえば横浜西口のキンバイも営業停止、桜木町も営業を譲ったのであろうか。
そんなことはどうでも良い。雰囲気、客層は以前のまま、17時前だというのに満員。隙間を見つけてカウンターの一角を確保。いつも通り麦酒大瓶450円を頼み、つまみを物色。200円程度から350円程度のつまみが主、迷うほどある。後から来た客が「鮪刺し」をたのんでいたらおいしそう。私も便乗する300円。
赤身・中トロ各3切れの中皿に盛られた刺身。当然醤油皿など無い。端におかれたワサビにかけで食べればよい。このような雰囲気が良い。お金と交換だから持ち金と相談しながら飲める。今日の刺身は上等、なかなかの肴となりました。
自動販売機で日本酒200円を飲もうか迷ったが、昼間中華街で紹興酒1本を空けたせいか、酔いが回ってきた。乗り越しも心配なので打ち止めとする。何はともあれ、この空間が維持されたことはありがたい。
「以前のイメージ」
京城飯店 ランチ 呑み ランチ ランチ
600円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯+デザート)
中華街の改装は早い。昨日まで工事をしていたと思ったすでに開業していた。謝謝から龍仙点心房、それが京城飯店に変化してきている。あっという間に開業できているのもほとんど居抜きで改修しているためであろう。聞けば一昨日営業を開始したらしい。定食も充実している。
どこかで見たことのある女性が入店を促す。聞けば、東新飯店で働いていた人らしい。3軒隣での営業。大変な事である。開業セールとなっていたが、600円で数種類のランチを出していた。迷ったがこれがおいしいよというので「茄子の四川味噌炒め」を注文する。
店の雰囲気は謝謝時代からの配置は変わらない。今回で内装が簡略化し、だいぶモダンになったような気がする。壁につけられた鏡が印象的である。家具は中古かどこからか調達して物か中古のようである。しかし、丁寧に清掃され、気持ちの良い状態になっている。最初に炒らしたお客は「陳麻婆豆腐」を食べていた。
陳麻婆豆腐1200→600円。そういえば東新飯店と同じ表示。再確認すれば、経営も全く別。同じような表現が多い。ライス・漬けもの・スープおかわり自由も同様である。スープは「フカヒレ」と言うが、フカヒレの雰囲気はあまり感じない。入っている歯ごたえのあるものがそうであれば、堅い物をつかつて居るのかもしれない。味付けは美味しい。優しい味である。
いよいよ料理が完成。ご飯・スープ・ザーサイ(最初に水と共に出されて居た)、美味しそうな「麻婆茄子(茄子の四川味噌炒め)」が出される。上に葱をのせられた逸品。香りから美味しいさがにじみ出ている。ご飯も大きめの器に多く入れてくれている。炊き具合も美味しい。ザーサイも柔らかい味付けがされた物。料理と合う。
茄子は当然一度上げられた物。厨房が近いので、料理の進捗具合も想定できる。中華味噌は甜麺醤であろう。オイスターソースも利いている。甘辛い味か出されて居る。量は東新飯店譲り、十分な量である。茄子もほどよい加減に柔らかい。辛さも少し食べると馴染んでくるからありがたい。ご飯との相性は抜群。何度も丼にしてしまう。当然、スープ・ライスもおかわり。メタボを増幅してしまう。
杏仁豆腐もついていた。食の終わりに冷たい物が出された。やや甘い味付け。豆腐がシンプルなのでちょうど良いのかもしれない。辛い料理の後にはデザートはうれしい。新しい良店が誕生したように思います。
ランチ例)①特製餃子セット②馬餃子セツト500円、③餃子3種セツト570円
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