パリの国連で夢を食う。
川内有緖
イースト・プレス
国連職員とはどういう仕事をしているのかという話と、フランスはパリというところの生活の光景と、著者の人生の選択史いう3点がクローズアップされている。
国連というのはずいぶんゆるくかつ官僚的なんだなと思ったり、正規職員になるのはほとんど、宝くじだなと思ったり、パリという町も生活するにはなかなか不条理と排他に耐えなければならないんだなと思ったり。それにしても著者の人生観、攻めが入っている。こういう潔さ、自分には絶対ないものでうらやましく、かつにくい気さえしてしまう。