cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

香りの記憶

2009年05月26日 17時30分24秒 | cafe
こんにちは。
本日の京都は朝からすっきりといいお天気になりました。
気候も暑くなく、寒くなくとてもいいカンジ。
ただお昼ごはんの後で眠くなる事をのぞいては…ですが。



さて。
本日は宗流ご機嫌さんです♪
先日、新しいボディーソープを買ったのですが、
その香りがとてもいい~!残り香も若干長持ちタイプです。
バラの香り…とのことでしたが、どちらかというと
アロマコンセプトの「イン・ザ・モーニング」の香りに似ていて、
フローラル系の優しい香りです。幸せ♪


そういえば…
何かの香りに、無意識に思い出される記憶ってありませんか?
宗流はいくつかあります。
ケーキ屋さんのバターの香り、煙草のピースの香り、
ブルガリのコロンの香り…それぞれに対象やシチュエーションは違えど
香りが呼び覚ます記憶は、みなさんお持ちだと思います。


私も、とても印象に残っているものがあります。
数年前、私がスポーツクラブに通っていた頃、
たっぷり泳いで、さて帰ろうとエレベーターに乗っていると
そのすぐ下の階で一人の女性が乗って来られました。
ビジネスウーマンといった風情のグレーのスーツが似合う、
すらりとしたとてもきれいな方でした。
そして、儚げにふわりと香るクチナシの花のような香り…
その時に確かめた訳ではありませんが、
ディオールの「Miss Dior」ではないかとひそかに思います。

あまりにきれいな女性だったので、ちょっとドキドキしながら
乗り合わせたエレベーターでの数十秒を過ごしたのですが
女性の押した階が近づいた時、突然その女性がこちらを向いて
「いい香りね」と、普段は聞き慣れない
きれいな標準語で微笑まれました。
そのままその女性は軽い会釈と共に降りて行かれたのですが、
宗流は突然の事に「???」のまま…
何の香りだろ、と思いながらエレベーターを
降りる時に気がつきました。
プールの後の私のシャンプーの香りでした。


せまい空間の中で、私はその女性の香水の香りを、
その女性は私のシャンプーの香りを、
お互いに感じていたんでしょうね…。
素敵な香りを身にまとい、美しく微笑む女性。
あれからもう数年が経ちますが、
今でも時々思い出す光景です。





「本日の cafe BGM ♪」




今日の♪は、「香り」つながりで、
山下達郎の「あまく危険な香り」です。
山下達郎…宗流の中ではきれいな詩を書く歌い手さん
BEST5の中の一人です。
どうしてこんなに透明感がある言葉なのか不思議です…。




あまく危険な香り    song by 山下達郎




あなたの思わせぶりなくちづけは
耐え切れぬ程の苦しさ
心は暗がりの扉の影で
報われぬ愛の 予感に震える

息をひそめた夜にまぎれて
わすれかけてた愛の香りよ
いちどは傷ついたはずの心で
信じ合えるには あまりに悲しすぎる

二度と振り向くことはできない
あまく危険な愛の香りよ
あなたに取り戻す日々はもうない
そっと目かくしのふりして 通り過ぎる…






好きな香りは色々とありますが…
一番心がきゅーっとなる、どこか懐かしい香りは、
お友達の子供を抱っこした時なんかに感じる
小さい子供の陽だまりのような匂いでしょうか。
私も小さい頃、あんな匂いがしてたのかな…?




宗流

和装小物 宗流
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