こんばんは。
本日の京都は昨日からの雨が引き続き、
今日は一日雨模様。
まさに菜種梅雨の連休明けです^^
みなさまのお住まいの地域のお天気はいかがでしたか?
ちなみに、今日は宗流、お給料日でした^^v
本来なら毎月25日が支給日なのですが、
明日は社長がお出かけなので今回は一日早いお給料日です。
毎回、宗流の会社のお給料は社長の手渡しで貰います。
働き始めてからこっち、ずっと振り込みのお給料だったのですが
手渡しで貰うと、中身は軽いながらもちょっと重みを感じます。
(↑一向に昇給される気配がありません)
そして、ほぼ毎回のように社長から
「無駄遣いするなよ!」とのお言葉つき。
ちょうど社長の娘さんと宗流は同じ年代だからでしょうか
いい大人なのに、未だにまるで子供扱いです^^;
さて。今日は久々にお仕事のお話です。
今夜の宗流は、このところかなり頭を悩ませていた、
新しい商品の図案をようやく完成させ、ちょっと一息ついてます。
宗流は絵を描く事が子供の頃から好きで、
この仕事自体は結構楽しいものなのですが、
今回は難行に難行を重ね、胃の痛い数日でした^^;
今回のテーマは、お子様の七五三用の和装小物の図案…
とりあえず課題点数の7点+αの8点を必死に仕上げましたが
キレイ系は好きでも、いまいちカワイイ系の絵が苦手な感のある宗流。
そこそこの出来と自分では思っていても、
あとで修正を余儀なくされる事は多分必至です(泣)
宗流の会社は、和装小物の刺繍を主な生業にしています。
今回のような図案を描くお仕事は、その刺繍の下絵です。
大体のものは着物を着る時の「半衿」のものが多いのですが
それは16cm×55cmの大きさの中に収まる絵を描きます。
とはいえ、ただ自分の好きな絵を描いていい訳ではありません。
企画のテーマもありますし、面を刺繍の線で表した時の
ミシンの動き(針数)が多すぎると加工賃が上がり、
商品価格と合わなくなってしまいます。
それを考慮しながら図案を描いていくのですが、
これが簡単なようで案外難しい作業です^^;
お着物を着られる方には馴染みがあるかもしれませんが
半衿というものは、衿周りに約2~3cm幅でしか見えません。
生地の大きさは案外あるのですが、メインの着物に障らないよう
そして引き立てるための小さな小さなアイテムです。
実際にはほんの少しの部分しか目に触れませんが
それでも、図案を描く時にはメインの位置を意識しながら
全体の流れを含め一つの絵を描くつもりで描き進めます。
もしかしたら、見えない部分にそんな力を入れなくても…
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
はい、それもある意味では正解です^^
けれど、それだけを求めてもいいものができないのも事実です。
もし見える部分のためだけに下絵を描いたとしたら、
その全体の構図の流れは狂ってきます。
それは、人の見える所でだけ頑張る事と同じ。
目につく部分を下支えする部分があるからこそ
人の目に触れる部分が引き立つのと同じなのです。
人が集まるコミュニティの中では、自ずと中心となる人がいる一方
それを見守る側に身を置く人もいます。
私は自分の仕事は後者のようなものと感じる事が多いです。
たとえそれは中心にならなくても
それにはそれの大きな存在意義がある。
そして私はそこにちょっとしたプライドを感じます。
とはいえ…まだまだ、あるかなきかのプライドですけどね^^
ちなみに♪
今日の画像は、今回のお仕事を下支えしてくれた「くま太郎」。
先日のホワイトデーのお返しの中の一つとして我が家にやってきました!
また自ら(?)絵のモデルも買って出てくれたお利口さんです^^
アリガトウ~!!
宗流
和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp