去年の秋ごろ…だったかな、
東京出張の際、立ち寄った大久保の聖地 Barchie'sで出会った一本。
何か欲しくて行ったわけじゃなく、委託でお願いしてるベースがあって、その状況を見に行っただけだったのに、
1988年製の西ドイツ製、ヴィンテージと言ってもいいくらいのオーラを放ってるストリーマーステージ2
しかもオリジナル・フレットレスという大変希少な仕様。
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ワーウィックのコレクターさんの放出品だったみたいで、
ちょっと弾いてみるだけ…のつもりが、手仕事ならではの馴染みの良さ。
ネック握っただけでやられました。(^_^;)
ボディは仕様通りのアフゼリアですが、見た事がないくらいの見事なバールで、実に迫力のあるルックス。
音出ししてみたらもの凄くパワフルで太く輪郭のハッキリした音。
変な話フレットレスだけどスラップしてると気持ちイイ。(^^)
こんな攻撃的なフレットレスはなかなか無いです。(・ω・)ノ
ピックアップはMECのJJタイプ
コントロールはボリューム、バランサー、ロー、ハイ。
ボリュームツマミを引っ張り出すとパッシブ切り替えできる仕組み。
ミニスイッチが増設されていてバッテリーラインのオン/オフが可能。
ブリッジはワーウィックオリジナルのセパレート式
指板はエボニー、ボディとの接合部を見ても手仕事の丁寧さが見て取れます。
ヘッドの現行のワーウィックとは雰囲気が違う。
ペグは元がどんなだったか分かりませんが、ワーウィックロゴ入のGotoh GB-7 に交換されてるそうです。
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言われないとオリジナルにしか見えませんが…(^_^;)
この時代のワーウィックはヘッドの上側面にシリアルが打ってあります。
後姿
バックパネルは今と違ってネジ止め式
Handcrafted in West Germanyの文字
中はこんな感じ シンプルですね。
スルーネックはウェンジをメインにした7ピース構造
実は昔、ストリーマーステージ2の5弦を持っていた事があったのですが、
それはもう激重で、長時間弾き続けるのはしんどいベースだったのですが、
これはそう重く感じない…ボディの厚みをここまで薄く削り込んでいるからかも知れません。 (-⊡ω⊡)
ホーン部分も削り込んであって凹んでます
出会ってその場で購入した訳ではなく、
弾いた時は良いベースですね~って位で置いたのですが、
店を出てから試奏した時の感触がどうにも忘れられず、
翌日になってから「委託してあるベースが売れたら差額いくらになりますか?」
ってメールしちゃいまして…(^_^;) 幸か不幸か取り置きして頂ける事に…
先日めでたくベースが売れたので我が家へやって来たと言う次第。
ウチに届いてビックリしたのがこのフライトケース。
当時のワーウィックオリジナルだそうなのですが、
パネル部分が木製。。。(つд⊂)ゴシゴシ
角の金属パーツがやたらと丸っこく… (-⊡ω⊡)
こんなところにもクラフトマンシップを感じる事ができ、
ちょっと得した気分です。(^^)
弾いていて実に気持ちのよいベース。
そのうち連れ出してバンドで使ってみたいと思います。
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