最近フレットレスベース(以降FL)を使ってるベーシストって。。。見かけない。
香川で対バンとか見てても皆無。
メジャーどころのバンド見ててもFL使ってる人って見た事無いような....
ロックベーシストで昔は永井利充さん?だっけか?とか、DOOMの諸田コウさんとか、
もちろんジャックブルースとかFLを特色に出した奏者がいたもんですが、
スタジオミュージシャン以外で、
メジャーどころのベーシストでFLメインの人って.....誰かいましたっけ?
エレクトリックアップライトを使ってる人は結構見かけますね。
でもあれはあくまでウッドベースの代替品だと思うし。。
ジャズ、フュージョン系ででも無ければエレベのFLって選択肢は無いんだろうか?
僕がFLに興味を持ったのは、スタジオミュージシャンの渡辺等さんの影響が大きいかな。。。
ここ何十年かのJ-POPのボトムを支える中でFLを巧く使っていらっしゃいます。
プレイに関してはミックカーンや水野正敏さんの影響も大きいですが、
FLばっかり弾くんじゃなくて、フレッテッドと平行して同列の選択肢としてのFL。
曲の特性に応じて使い分けるって言うスタイルが職人らしくて好きでした。
FL奏者の方には分かってもらえると思うんですが、
ベースってフレットが無いだけで全く別の楽器になります。
曲の底辺を支える低音楽器と言う点は同じですが、
弾き方からして全然変わるし、曲に対する対峙の仕方も全く変わってきます。
ルートをズンズン弾くだけじゃなくて、
その音程感の曖昧なプァプァした音色で曲に表情を与えたり、違った魅力を引き出したり。
その曖昧さを活かしたグルーブを作ったり、スムーズな音程変化を使ってスパイスを効かせたり。
フレッテッドには出来ない事が沢山あると思います。
確かに音程が狂いがちで弾くのが難しく感じるかもしれないですが、
物は考えようで「音程が無段階に設定できて自由度が高まっている!表現の幅が広がった!」
て考えればどうでしょう?
古くから使われ続けている楽器はバイオリンにせよチェロやコントラバスなんかにしても
元々全部フレットレスなんだから弾けないなんて事は無いっしょ!
私...スタジオ入る時は常に2本持って行きます。
新入りのベースを試したいときもありますが、出来るだけフレッテッドとFLを両方用意します。
特に新しい曲に取り組む時は、ますどっちで弾くかから考えます。
曲によってFLの方がいいと思ったら1曲しか出番が無くても持って行きますし。
ライブとかは持ち替えで曲のつなぎとか他のメンバーに迷惑かける事もあるんですが、
FLでないとダメなんだったらしょうがないです。持って行きます。
ちなみに、そんな時に便利なのが2本収納ギグバック。
コレ持ってくと皆そんなのあるの?ってビックリされるんですが、
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けっこう色んなメーカーから出てて普通に売ってます。便利なので是非。
なんか取り留めない話しになってますが、
もっとみんなFL弾いて欲しいなー。って事です。面白いッスよ。