冥王星は、かつては太陽から最遠の平均約59億キロのかなたにある太陽系9番目の惑星でしたが、2006年に惑星の定義が変更され「準惑星」にされてしましました。その後、2015年7月にNASAの探査機「ニューホライズンズ」が接近観測を行い赤みを帯びた地表、起伏の多い地形、氷でできた巨大なハート形模様-冥王星発見者の故クライド・トンボー博士にちなんでトンボー領域と命名されました(上の写真です)―などの数 . . . 本文を読む
木星と火星の間を公転する準惑星ケレスにも「氷の火山」があるそうです。上の写真はNASAのメインベルト小惑星帯探査機ドーンが2015年12月に撮影したケレス表面にある「アフナ山」の写真(注)です。写真中央のぽっこりと盛り上がった台地がアフナ山です。アフナ山は高さが4km、直径が20kmほどあり、山の斜面には炭酸ナトリウムが存在しているそうで、塩水と岩の混合物が天体内部から上昇したことで形成されたと . . . 本文を読む
本ブログで木星のガリレオ衛星の一つであるイオの火山についてご紹介いたしました。本日2月15日はガリレオ衛星の命名の由来となったガリレオ・ガリレイ(1564年-1642年)の誕生日です。ガリレオは、コペルニクス、ケプラー、ニュートンと並ぶ「近代科学革命」を生み出した人物として有名ですね。彼は倍率20倍の手製の望遠鏡で月面を観察し、そこに起伏のある地形があることを発見し、月も地球に似たところのある天 . . . 本文を読む
(昨日の続きです) 昨日本ブログでご紹介した木星の衛星イオの火山は灼熱の溶岩を噴出させる火山ですが、太陽系には極低温の物質を噴出する「氷の火山」が存在するそうです。-氷の火山は、溶岩ではなく、水やアンモニアやメタンのような揮発性の物質を火山のように噴出している のだそうです。この氷の火山が存在するのは太陽系の最果てに位置する第8惑星の海王星の衛星トリトンの表面です。それは1989年にNASAの無人 . . . 本文を読む
(昨日の続きです) 4つのガリレオ衛星の中で、なぜイオだけが火山の星なのか?はっきりとした説明はないようです。個人的にはイオがガリレオ衛星の中で最も主星の木星に近く、木星の強大な重力の影響を受け続けたため地熱が4衛星の中で最も高く、そのため揮発性の沸点の低い元素(水素、酸素など)が蒸発してしまったためではないかと思います。このためイオは水分をほとんど失ってしまったのでないか・・・但し、これは全くの . . . 本文を読む