一昨日に本ブログでご紹介いたしました旧ソ連ジョージア出身の映画監督オタール・イオセリアーニ氏の作品を、もう1件鑑賞しました。同監督が旧ソ連で製作した最後の作品の「田園詩」(1975年 上の写真です)です。作品紹介では―(ジョージアの)のどかな田舎の村を舞台に、都会からやってきた楽団と村人たちの交流を通して、自然と人間とをみずみずしいタッチでとらえた映像叙事詩―と書かれています(注)。監督の娘さん . . . 本文を読む
ブログ主はアルコールを滅多に飲まないのですが、甘口のワインは好きです。根っからの甘党です。ちなみに家内は大のワイン好きですが、甘口のワインは好みません。そんなブログ主が本当に美味しいと思ったワインがジョージア産のワインでした。欧州とアジアの境に位置するジョージアは、かつては旧ソ連を構成する共和国で、当時はグルジア・ソヴィエト社会主義共和国と呼ばれていました。旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンはグル . . . 本文を読む
(昨日の続きです) ブログ主が住んでおります福岡市中心部ーJR博多駅周辺や天神地区は、インバウンドの観光客でいつも賑わっています。韓国、中国、台湾など東アジア系の観光客が多いのですが、最近は欧米系と思われる観光客も増えています。ブログ主のような住民からすると、いったい何を観光しにくるのか不思議なのです。福岡市中心部に観光スポットと言えるものは余りなさそうだからです。市内のタクシーの運転手さんの話で . . . 本文を読む
(昨日の続きです) さて本書の感想も長くなってしまいましたが、なぜ本書のタイトルが『サピエンス減少』なのか、改めて考えてみました。サピエンスは人類一般をさす言葉です。ですから著者の原氏の指摘は、今日の日本における少子高齢化・人口減少が人類全般を覆いつくす近い未来の姿であるということです。著者の指摘では西暦2100年以降は全世界で唯一アフリカ大陸だけが人口を維持できる大陸になるということです(但し世 . . . 本文を読む
(昨日の続きです) さて昨日まで中国とドイツの事例で、肝心の『サピエンス減少』の本筋から、すっかり離れてしまいました。もう一度本書の内容に戻ります。著者原氏の予測では日本人の少子化・人口減少を政策的には抑止できないということが本書の結論です。そうしますと凡そ2世紀後に日本の総人口は200万人程度まで縮小し「人口崩壊」に至るということになります。日本全体が現在の札幌市1市と同じくらいの人口規模に縮小 . . . 本文を読む