早いもので明日から6月です。1年が半分過ぎていく時間が早いことに愕然としてしまいます。上の写真は近所のアジサイです。 . . . 本文を読む
東京新聞の去る18日の報道によりますと、「自民党は17日の国防部会で、武器技術の研究開発強化に関する提言をまとめた。軍事に応用可能な大学や独立行政法人、民間企業の基礎研究に助成する防衛省の「安全保障技術研究推進制度」の総額を、当初の三十倍以上にあたる百億円規模に大幅に引き上げることなどを求めた。同制度には「学術界が戦争に利用された戦前に回帰する動きだ」と研究者の団体が批判、反対している。制度は昨 . . . 本文を読む
さて、昨日までの記述内容をまとめますと、軍事研究を成功させるためには民主主義国であることが第一条件で、ナチスドイツや軍国主義日本の軍事研究は失敗し戦争には必ず敗北することが運命づけられているということになりそうです。はたしてそれでよいのでしょうか?もちろんナチスドイツや戦前の日本が大戦に敗北し、そのような体制が継続しなかったことは良かったとは思います。誰だってそう思うでしょう。しかし、それでは米 . . . 本文を読む
(昨日の続きです)
では旧ソ連で、宇宙開発や原子力開発が成果を上げえたのは、なぜかという当然の疑問が出てきます。
旧ソ連には民主主義も自由な交流も言論の自由もなかったのです。たとえば旧ソ連で宇宙開発を主導したセルゲイ・コロリョフなどは収容所に入れられていました。科学者に研究を強制する科学者収容所などというグロテスクな施設までありました。これは科学者・技術者の地獄といえそうです。
にも関 . . . 本文を読む
(昨日の続き)
では米国のマンハッタン計画に代表される原爆開発はなぜ成功したのか?という疑問が出てきます。
星野芳郎氏は第二次世界大戦中に成果を上げた軍事研究として、マンハッタン計画の原爆、イギリスのレーダー開発とオペレーションズリサーチ(OR)を挙げています。原爆はナチスドイツの原爆開発に対抗するため、レーダーはドイツ空軍による英本土空襲に対抗するため、ORはドイツ海軍のUボートによる . . . 本文を読む