(昨日の続きです) 以下は、ブログ主の思い出話です。ブログ主は1992年から2002年までの約十年間、東京にある某シンクタンクで研究員をしていました。主に科学技術政策や環境・エネルギー政策の調査研究に従事していました。現在のJAXA(日本宇宙航空研究開発機構)の前身のNASDA(宇宙開発事業団)からの委託で日本の宇宙開発政策の調査研究にも従事していました。ブログ主とは別の研究グループでは月面のヘリ . . . 本文を読む
(昨日の続きです) 重水素とヘリウム3(D-3He反応)の核融合への道が拓けたとなりますと、核融合発電の実用化に新たな展望が見えてきたということで、いろいろな意味で人類の未来にとっておめでたいことではあります。D-3He反応には大きな課題が二つありました。一つは核融合反応を起こす温度が重水素・トリチウム反応(DT反応)では摂氏1億度程度ですが、D-3He反応では摂氏十億度程度という途轍もない超高温 . . . 本文を読む
報道によりますと、米国の核融合技術開発のベンチャー企業である「ヘリオン・エナジー社」が、磁場反転配位(Field-Reversed Configuration:FRC)型核融合実験設備である「Polaris(ポラリス)」の一部を稼働させ、FRC型プラズマの生成に成功したとのことです(注1)。思わずブログ主は我が目を疑いました。急いでヘリオン・エナジー社のホームページを閲覧(注2)してみましたが、 . . . 本文を読む
(昨日の続きです) 西鉄バスのホームページの解説によりますと、同社が電気バスを導入した最初は1934年(昭和9年)という、何と90年も昔のことだそうです。ガソリンの節約が動機だったそうで、その後第二次大戦後のガソリンの入手難もあり1954年(昭和29年)まで運用されたそうです(注1)。それが21世紀の現代に復活したということです。 意外なことに電気自動車の発明は19世紀に遡るそうです。ー1881 . . . 本文を読む
福岡市内を走る西鉄バスでは、2050年カーボンニュートラル達成を目指して電気バスの導入を2019年から徐々に始めており、2023年にはその数が数十台に増え、最近私も乗車しました(上の写真です)。これから7年で数百台に増やすことが目標だそうです。実際に乗車してみると確かにエンジン音がほとんど聞こえないほど静かで振動も少なく滑らかな走りのように感じました。 西鉄バスの取り組みの特徴は既存の内燃機関の . . . 本文を読む