博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

グレタさんがドイツで拘束される

2023年01月18日 | 環境・エネルギー
 先日、私宛にメッセージを送ってくれたグレタさんですが、今日ドイツ西部の炭鉱での抗議デモに参加して、ドイツの警察に身柄を拘束されたという報道があり驚きました。NHKの本日の報道によりますと「ロシアへのエネルギー依存から脱却するため石炭火力発電を一時的に拡大しているドイツでは、気候変動対策に逆行するとして環境保護グループなどからの批判が強まっています。こうした中、ドイツ西部で行われた大規模な抗議活動にはスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが参加しましたが、警察に一時拘束される事態となりました」(注1)とのことです。
 グレタさんはなぜ、これほどまでに気候変動対策に熱心なのでしょうか?それはグレタさんの年齢を考えれば明らかです。彼女は2003年1月3日生まれだそうですから、今年20歳を迎えたことになります。さて2015年にCOP21で合意、2016年に採択された「パリ協定」では2030年の中間目標ー上の図をご参照くださいー(注2)を経て、2050年に世界の二酸化炭素排出量を実質0にすることが目指されています。その2050年にグレタさんが何歳になっているかと言うと47歳です。働き盛りの頃でしょうね。一方、ブログ主の私は満90歳です。この世にいるかどうかも怪しいです。パリ協定から米国を離脱させ、グレタさんから批判されたトランプ前大統領はというと、1946年生まれなので104歳です。私と同様この世にいるかどうか怪しいですね。パリ協定の最終目標が実現しなかった場合の世界を予測することは恐ろしいことです。例えば日本の太平洋沿岸は年間の半分は超大型台風の被害に恒常的にさらされ人間が住める場所ではなくなるかもしれません。そのような世界で人生で最も実りの大きい時期を迎えるのでは、たまったものではないとグレタさんが考えたとしても無理はないと私は思うのです。このことが彼女の必死さの理由だと思います。
(注1)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230118/k10013952751000.html
(注2)全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)「パリ協定とは」より引用させていただきました。
https://www.jccca.org/global-warming/trend-world/paris_agreement

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