博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

山口市内の公共交通事情

2023年04月22日 | 山口の風物
 上の写真は山口大学吉田キャンパスから山陽新幹線新山口駅までの路線バスの時刻表です。ご覧になっていただくとお分かりのように午前7時台から午後7時台までの間に、ほぼ1時間に一便しかありません。一便乗り遅れると1時間近く待つことになります。1時間待ちたくない場合は、徒歩30分弱のJR湯田温泉駅まで歩くことになります。学生諸君は、どうしているのかと申しますと、自転車、バイク、スクーター通学もしくは徒歩圏内に下宿ということになるようです。生活に必要なお店などは大学周辺に揃っていますし、県庁所在地の山口市中心部までは湯田温泉駅からすぐなので、慣れればさほど不便はないのかもしれません。山口市は典型的な車社会なので、公共交通は衰退しているようです。3月に私の学部時代からの友人のI夫妻(東京在住)が、山口県内の萩などの史跡を観光していたのですが、県内の公共交通の衰退ぶりに驚いていました。何よりもJR山口駅にみどりの窓口が無いことに驚いていました(最近廃止されたのです)。JR山口駅は県庁所在地の玄関口なのです。残念ながら同駅は山陽新幹線の路線から外れたために利用客が減ってしまったのでした。
 それにしても、I夫妻のように東京等の大都市に住んでいると地方の公共交通の衰退ぶりは、理解しにくいようです。私自身も、2004年4月に20年近く仕事と生活の場であった東京から石川県に引っ越した際、そのことを実感として理解するのに3か月位かかった記憶がありますので無理もないことだと思います。

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