
先日帰宅途中に、福岡市中央区の某路地裏で、スバル360が駐車しているのを見かけました(上の写真です)。21世紀の現在では、ほとんど街中で見かけることのなくなったスバル360ですが、昭和33年(1958年)3月3日、富士重工業株式会社(現在の株式会社SUBARU)が発売して以降、昭和45年(1970年)までの12年間、わが国のモータリーゼーションを牽引した「国民車」でした。この12年間は日本の高度成長期にほぼ重なっています。私が小中学高校生の頃、一番馴染み深い車でした。「テントウ虫」の愛称でも親しまれていたことを思い出しました。上の写真の同車は、本当に良い状態でオーナーの愛情が感じられました。私はしばらく同車の前で立ち止まっていました(さぞ怪しげに見えたと思います)。